バンヴァードの阿房宮―世界を変えなかった十三人

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バンヴァードの阿房宮―世界を変えなかった十三人

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  • サイズ B6判/ページ数 425,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560083857
  • NDC分類 285.3
  • Cコード C0022

出版社内容情報

世界最長のパノラマ画家、地球空洞説の提唱者など、大きな夢と才能を持ちながら歴史に名を残せなかった人々の数奇な生涯。

【著者紹介】
1969年生まれ。アメリカの作家、編集者、ポートランド州立大学文学部准教授。19世紀に出版された英語を知らない著者による英会話教本など、埋もれた奇著を集めた復刻叢書「コリンズ・ライブラリー」(マクスィーニー書店)を編集。著書の邦訳に『古書の聖地』(晶文社)、『自閉症の君は世界一の息子だ』(青灯社)がある。

内容説明

その時、歴史は動かなかった!世界最長のパノラマ画、地球空洞説、驚異な放射線“N線”、音楽言語、空圧式地下鉄、新発見のシェイクスピア劇…壮大な夢を追求し、敗れ去った人々の数奇な物語。

目次

バンヴァードの阿房宮―ジョン・バンヴァード
贋作は永遠に―ウィリアム・ヘンリー・アイアランド
空洞地球と極地の穴―ジョン・クリーヴズ・シムズ
N線の目を持つ男―ルネ・ブロンロ
音で世界を語る―ジャン‐フランソワ・シュドル
種を蒔いた人―イーフレイム・ウェールズ・ブル
台湾人ロンドンに現わる―ジョージ・サルマナザール
ニューヨーク空圧地下鉄道―アルフレッド・イーライ・ビーチ
死してもはや語ることなし―マーティン・ファークワ・タッパー
ロミオに生涯を捧げて―ロバート・コーツ
青色光狂騒曲―オーガスタス・J プレゾントン
シェイクスピアの墓をあばく―ディーリア・ベーコン
宇宙は知的生命でいっぱい―トマス・ディック

著者等紹介

コリンズ,ポール[コリンズ,ポール] [Collins,Paul]
1969‐。アメリカの作家・編集者。ペンシンヴェニア州パーキオメンヴィル生まれ。大学卒業後は市民大学の講師などをしながら様々な雑誌にエッセーを寄稿。古書に関する厖大な知識をもとに書きあげた『バンヴァードの阿房宮』を2001年に発表する

山田和子[ヤマダカズコ]
1951年生。翻訳家・編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

蘭奢待

32
名前は歴史に埋もれてしまったが、一時代に偉業を成した13人。とても面白いが、なかでもN線の発見譚は白眉。2021/12/11

すけきよ

22
一世風靡しながら歴史に残らなかった、ということで記憶に残っている偉人たちのポートレート集。現在でも全く人口に膾炙していない。知られていないから、彼らの唱える説は珍妙で突拍子もない。だからといって、彼らの人生をも否定することは許されない。ちょっと意外だったのは、世のため人のためになろうとした人が多いんだよね。圧倒的な純粋さと熱意で、理想と幸福を追求し、しかし、自説自体の間違いや時流、または純粋さそのもののせいで世界を変えることなく消えていく。志は間違っていないだけに、世間から忘れられていくさまはもの寂しい。2014/08/29

rinakko

17
これは絶対に好きだ…と手に取り、読めばあまりにもツボなのでにんまり。“うまくいかなかったことについて”の本は、そこはかとなく…どころではなく切なく、滅法面白い。壮大な夢もたぎる情熱も気が遠くなるような骨折りも、結果からみたら明後日の方向に突っ走り過ぎましたね…という話だが、その悲哀と滑稽さが一緒になってもう泣き笑いの気持ちで頁を繰るのよ。一度は高みに登りつめた稀有な才能の持ち主たちが、ひとたび凋落してしまえば如何に麓の人々からあっさり忘れ去られるものか…。故にこそ愛おしくも思えて、心惹かれる13人だった。2014/09/16

おふろ

14
これはいい本だなとかなり本気で思います。世界を変える発明、作品多くの人が知っている後世に名を残すような人達は本当にごくわずか。その影で忘れられていった多くの人たち。出会いがその人達を変えたのか運命なのか、でもこの本の13人の人達は本当に世界を変えなかったと言い切れるのでしょうか?2015/01/05

星落秋風五丈原

11
表題作『バンヴァードの阿房宮』で興味深い点は、普通ならばバンヴァード氏がサクセスストーリーの主人公、彼を絶賛した人々が脇役というスタンスなのに、バンヴァード氏自身の名前は忘れられ、絶賛した文豪達の名前の方が知られている逆転現象が起こっている。なお、この逆転現象は他の人物に対しても生じている。笑って終わりではもったいない。「失敗は成功の母」という。この中の誰かの失敗が、時代を越えて、いつか誰かの成功の元になる日が来るかもしれない。一攫千金を狙っているそこのあなた、手に取って読んでみませんか? 2014/10/05

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