ビスマルク〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 472p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560083130
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0022

出版社内容情報

「鉄血宰相」の悪魔的な力とは? 最新研究を踏まえ、その生涯をドイツ・ヨーロッパ社会の歴史的状況に位置づける。

【著者紹介】
1934年生まれ。アメリカの歴史家。長年にわたりケンブリッジ大学で教壇に立ち、現在はペンシルヴェニア大学教授として近現代ヨーロッパ史を担当している。ケンブリッジ大学が発行する専門誌『ヒストリカル・ジャーナル』の共同編集者、オーストラリアやドイツで戦争犯罪やドイツ銀行等に関連する各種組織の歴史委員を務め、様々なメディアでも積極的に発言している。

内容説明

最新研究を踏まえ、その生涯をドイツ・ヨーロッパ社会の歴史的状況に位置づける。私生活、反ユダヤ主義にも光を当て、「鉄血宰相」の全貌に迫る!

目次

第1章 序論―ビスマルクの至高なる自我
第2章 ビスマルク―プロイセンに生まれるということ、そしてその意味するところ
第3章 ビスマルク―「気違いユンカー」
第4章 ビスマルク、自らを表現する 一八四七‐五一年
第5章 外交官としてのビスマルク 一八五一‐六二年
第6章 権力
第7章 「私は全員を打ちのめした!全員を!」

著者等紹介

スタインバーグ,ジョナサン[スタインバーグ,ジョナサン] [Steinberg,Jonathan]
1934年生まれ。アメリカの歴史家。ハーバード大学卒業後、ケンブリッジ大学で博士号取得、長年にわたりケンブリッジ大学で教壇に立ち、現在はペンシルヴァニア大学教授として近現代ヨーロッパ史を担当している。ケンブリッジ大学が発行する専門誌『ヒストリカル・ジャーナル』の共同編集者、オーストラリアやドイツで戦争犯罪やドイツ銀行等に関連する各種組織の歴史委員を務め、様々なメディアでも積極的に発言している

小原淳[オバラジュン]
1975年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(早稲田大学・文学)。現在、和歌山大学教育学部准教授。著書に『フォルクと帝国創設』(彩流社、2011年、日本ドイツ学会学術奨励賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

28
鉄血宰相と呼ばれたプロイセンのビスマルク。かつてドイツは、今日私たちが知る姿とは異なり、多くの国家からなる連邦であったが、小国分立状態のドイツを統一したのがビスマルクだ。行動力の人であったがヒトラーのように弁舌爽やかだったわけではない。これだけ苦労してまとめた国をヒトラーがあぁ!と思うとなんだかなぁ。2016/05/17

masabi

12
【概要】鉄血宰相オットー・フォン・ビスマルクの評伝。上巻は普墺戦争を勝利で終えたところまで。【感想】ビスマルクの回想録や手紙はもちろん、同時代人のものも引用し彼らがビスマルクをどう評価したのかを通じてビスマルクの姿を描く。プロイセン国家と国王に奉仕する反動的なユンカー貴族の価値観を奉じながら、目的達成のためにはメディアや民主主義、ナショナリズムを駆使することを厭わない革新的な手法を振るう。一文民ながら戦争と外交で大戦果をあげたのはヴィルヘルム国王、陸相ローン、総参謀長モルトケの協力が大きい。2022/05/21

てれまこし

9
保守思想はそこにあるものに愛着を抱く堅実な人物を理想的政治家として描く。だが、現実の保守の人は変わり者というかかなりエキセントリックな人が多い。リベラルの没個性、形式性とは対照的。思想でもリベラリズムとちがって教科書的な書物がない。どれもみな個性的。ビスマルクも相当変人で、伝統主義者からはむしろ危険視されている。プロイセン王制を自由主義勢力から守るという保守の目的は堅持しているが、そのためには保守層を裏切る革新さえ厭わない。ビスマルクもやはり19世紀の人間であり、伝統に対してはイロニー的な態度をとってる。2021/07/20

夢仙人

3
ドイツ首相になるまでは相当の苦労があったころがわかる。しかし、相当の難物であったのですね。2014/12/22

belier

2
ビスマルク。こいつは正真正銘の怪物だ。そこらへんにある小説の悪漢どもなど目じゃない。膨大な資料に語らせる手法でありながら、物語として非常に読ませる。長さが気にならない。充実の読書が味わえた。2013/11/29

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