高山宏セレクション〈異貌の人文学〉<br> ピープスの日記と新科学

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高山宏セレクション〈異貌の人文学〉
ピープスの日記と新科学

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  • サイズ B6判/ページ数 305,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560083048
  • NDC分類 402.33
  • Cコード C1010

出版社内容情報

王立協会の科学者たち、顕微鏡や輸血実験、双底船の発明、科学ブームへの諷刺など、17世紀英国〈新科学〉時代の諸相を描く。

【著者紹介】
1894~1981年。アメリカの英文学・文化史家。A・O・ラヴジョイの〈観念史〉クラブの中心的存在として、科学と文学の相互関係をテーマに脱領域的文化研究を展開。『西洋思想大事典(観念史事典)』(平凡社)でも多くの項目を担当した。主な著書に『ニュートン詩神を召喚す』、『月世界への旅』(国書刊行会)、『円環の崩壊』(みすず書房)、『科学と想像力』、『暗い山と栄光の山』(国書刊行会)『ピープスの日記と新科学』など。

内容説明

ピープス氏、王立協会へ行く。顕微鏡に望遠鏡、初めての輸血、空気の重量測定、双底船…新発明や科学実験は人々を魅了し、諷刺の標的にもなった。アマチュア科学者ピープスが見た17世紀英国“新科学”時代。

目次

1 アマチュア科学者、サミュエル・ピープス
2 はじめての輸血
3 「狂女マッジ」と「才人たち」
付録 ピープス、サー・ウィリアム・ペティ、双底船

著者等紹介

ニコルソン,マージョリー・ホープ[ニコルソン,マージョリーホープ] [Nicolson,Marjorie Hope]
1894年、ニューヨーク州ヨンカーズに生まれる。ミシガン大学卒業後、イェール大学で英文学の博士号を取得。ミネソタ大学、ジョンズ・ホプキンズ大学、ガウチャー・カレッジ、スミス・カレッジ、コロンビア大学で教鞭をとり、プリンストン大学の研究員も務めた。17世紀文学・思想の権威。1981年没

浜口稔[ハマグチミノル]
1953年沖縄に生まれる。東京都立大学人文科学研究科修士課程修了。現在、明治大学理工学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

6
「ヴァーチュオーソ」なるイタリア語は17世紀英国でコレクターや趣味人の意味に変わる。本書はその代表と見なされ、海軍書記官からのちに王立協会会長になるサミュエル・ピープスの30代までの日記をもとに、新科学を標榜する近代初期の混乱した社会を祝祭的な筆致で描く。が、羊の血を人間に輸血する実験のとんでもなさとキリスト教的な箴言が混交する話やピープス自身が同じ趣味人の女性代表格マーガレット・キャベンディッシュを追いかける話の合間に暗号が散見されるのは見逃せない。著者は王立協会が進めた普遍言語計画を本書の余白に置く。2020/02/21

Susumu Kobayashi

3
『日記』で知られるサミュエル・ピープスは強い好奇心の持ち主で、当時明らかにされつつあった科学的な事実や研究者たちの行う実験に興味を持ち、創設されたばかりの王立協会(ロイヤル・ソサエティ)の会員になる。ピープスは公務員だが、時間的余裕があり、自分の関心を追求することができた。自腹で望遠鏡など光学測定装置を購入している。本書ではピープスの日記にからめて、顕微鏡や輸血、双底船といったテーマについて述べられている。「探偵小説の熱狂的な読者である筆者は」(p. 106)という記述に出くわしてにんまりする。2018/06/08

timeturner

2
ピープスさんってやっぱり凄い。旺盛な好奇心と、貪欲なまでに知識を吸収するパワーが桁外れ。科学のヴァーチュオーソたちのルネサンスマンぶりにも驚かされる。冗談みたいな実験もあるけど、そこから現代へとつながっているんだよね。2014/06/13

takao

1
ふむ2019/11/10

毒モナカジャンボ

0
17世紀イングランドの海軍官僚、サミュエル・ピープスは、1660年に誕生した王立協会と深い関わりを持っていた。20代後半から30代にかけて書かれた日記。万能人ロバートフックは使いやすすぎてひたすら犬を捕まえさせられる。フランスで世界初の輸血実験が行われ、対抗心を燃やすイギリス。羊の血を人間に輸血しても良いとどうして思ってしまったのか。双底船の開発などいろんなことに手を出すフランシスベーコンを奉ずるオタク集団は、案の定市井の諷刺詩人たちに殴られることになる。全てがカオスな時代のある種の大らかさが楽しめる。2019/07/10

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