高山宏セレクション〈異貌の人文学〉<br> 絶望と確信―20世紀末の芸術と文学のために

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高山宏セレクション〈異貌の人文学〉
絶望と確信―20世紀末の芸術と文学のために

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  • サイズ B6判/ページ数 420,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560083031
  • NDC分類 701
  • Cコード C1010

出版社内容情報

美術史、文学史の革命的書き換えを行なった碩学が、その方法論を二十世紀に適用し、「ネオ・マニエリスム」を論じた警世の書。

【著者紹介】
ブリュッセル生まれ。ベルリン大学、ボン大学に学び、E・R・クルティウスに師事し、哲学博士号を取得。第2次大戦後、新聞雑誌の通信員としてローマに赴任し、作家・ジャーナリストとして活躍。『迷宮としての世界』、『文学におけるマニエリスム』、『ヨーロッパの日記』、『絶望と確信』などの美術史・文化史の重要作を発表。小説『マグナ・グラエキア』もある。

内容説明

“絶望”と“確信”の間で揺れる世界舞台の上で、人間はどのような役を演じるのか。『迷宮としての世界』『文学におけるマニエリスム』に続く、ホッケ・マニエリスム論の総決算ともいうべき警世の書。三部作完結篇。

目次

1 不安と絶望(新しい双極;不安夢 ほか)
2 希望と確証(希望の諸段階;実践 ほか)
3 秘教的象徴表現(神話的象徴;主観的象徴 ほか)
4 深層美学(単に美しい以上のもの;恐怖美 ほか)
5 総合(組み合わせの方法論;三つの様式 ほか)

著者等紹介

ホッケ,グスタフ・ルネ[ホッケ,グスタフルネ] [Hocke,Gustav Ren´e]
1908‐1985。ドイツの文学史・美術史家。ブリュッセル生まれ。ベルリン大学、ボン大学で学び、E・R・クルチウスに師事。新聞社の通信員としてローマに赴任、ジャーナリストとして活躍しながら、専門研究と小説の執筆に勤しむ。マニエリスム現象の分析を通して西欧精神史の隠れた底流を明らかにした

種村季弘[タネムラスエヒロ]
1933年生まれ。東京大学文部卒業。國學院大学教授。2004年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

6
芸術における古典主義からマニエリスムへの転換を「不安」の力の獲得と捉える著者は、幾何学的調和から螺旋を描き痙攣する不調和への変容を辿った。ここから20世紀を見る著者は「絶望」の力を芸術に見る。マニエリズムは、大航海時代に精緻化する測量技術と記号の組み合わせ術の創造、西洋文明の外との遭遇、幾何学的運動から微積分的力の世界への転換期にあったが、20世紀は物理学の純粋数学化による核の脅威と量子的不確定さに満ちる素粒子的力の時代だ。本書は「絶望」と呼ばれる微細な力の時空を、フロイトからソルジェニーツィンへと辿る。2019/09/15

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