初日への手紙―「東京裁判三部作」のできるまで

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  • サイズ B6判/ページ数 460p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560082966
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「東京裁判三部作」制作過程で送られた膨大な手紙や資料から、作品創造の苦闘や秘密を明かす貴重な記録。

【著者紹介】
1934~2010年。山形県生まれ。上智大学外国語学部フランス語科卒業。作家。72年「手鎖心中」で直木賞、「道元の冒険」で岸田戯曲賞・芸術選奨新人賞受賞。

内容説明

代表作はどのように生まれたのか。執筆過程で劇場制作者に送られた膨大な手紙や資料を通じて、創作の「血の汗」が浮かび上がる。

目次

第1部 夢の裂け目
第2部 夢の泪
第3部 夢の痂

著者等紹介

井上ひさし[イノウエヒサシ]
1934年山形県生まれ。上智大学卒。1964年からNHK「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆。69年「日本人のへそ」で演劇界デビュー。72年『手鎖心中』で直木賞。その後も『吉里吉里人』など小説、戯曲、エッセー多数執筆。文学、演劇の各賞受賞。84年劇団こまつ座旗上げ。七十本を越える戯曲を残した。2010年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シンドバッド

6
井上ひさしの正に粉骨砕身の「東京裁判三部作」のシナリオの過程がわかる。完成稿である単行本でしか読む機会がなかっただけに、本書は、非常に強いインパクトがあった。 この三部作に籠めた、井上ひさしの意思が、私自身の中で、自分の意思として共有化できていると、あらためて強く感じた。 今日の暴走状態にある政治状況下において、一人でも多くの人が、この意思を受けつでくれることを心より祈念する。2015/07/12

いのふみ

3
これほどの大家でも、書いたり消したりを繰り返し、作品を作ることに対して呻いているのか。2019/10/15

がんちゃん

2
井上ひさしにおいてもこんなにもがき苦しみながら創作していたのか。それを思うとどこか救われる。安易に逃げることは簡単だけど、自分からはけっして逃げてはいけない。それが、創作者が創作者である所以でもあるんだな。逃げるな、自分から。その向こうには必ず何かがあると信じて。口で言うのは簡単だけど、そういうことなんだなぁ。2022/04/19

takao

1
ふむ2025/01/15

EG98

0
初日が迫る状況での創作のようすは、読んでいるこちらまで胃が痛くなってくる。2016/06/06

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