グローバリゼーション・パラドクス―世界経済の未来を決める三つの道

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グローバリゼーション・パラドクス―世界経済の未来を決める三つの道

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  • サイズ B6判/ページ数 329,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560082768
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0033

出版社内容情報

ハイパーグローバリゼーション、民主主義、国民的自己決定の三つを同時に満たすことはできない。この究極の三択はいかに?

【著者紹介】
1957年トルコ・イスタンブール生まれ。米ハーバード大学を卒業後、プリンストン大学でMPA、PhD.をそれぞれ取得。ハーバード大学行政大学院教授などを経て、現在、プリンストン高等研究所教授。専門は国際経済学、経済成長論、政治経済学。

内容説明

民主主義を犠牲にするか、国家主権を捨て去るか、グローバリゼーションに制約を加えるか?世界経済のトリレンマをいかに乗り越えるか?世界的権威が診断する資本主義の過去・現在・未来。

目次

グローバリゼーションの物語を練り直す
市場と国家について―歴史からみたグローバリゼーション
第一次グローバリゼーションの興隆と衰退
なぜ自由貿易論は理解されないのか?
ブレトンウッズ体制、GATT、そしてWTO―政治の世界における貿易問題
金融のグローバリゼーションという愚行
金融の森のハリネズミと狐
豊かな世界の貧しい国々
熱帯地域の貿易原理主義
世界経済の政治的トリレンマ
グローバル・ガバナンスは実現できるのか?望ましいのか?
資本主義3.0をデザインする
健全なグローバリゼーション
大人たちへのお休み前のおとぎ話

著者等紹介

ロドリック,ダニ[ロドリック,ダニ] [Rodrik,Dani]
1957年、トルコ・イスタンブールに生まれる。米ハーバード大学を卒業後、プリンストン大学でMPA、Ph.D.をそれぞれ取得。ハーバード大学ケネディ行政大学院教授などを経て、現在、プリンストン高等研究所(IAS School of Social Science)教授。専門は国際経済学、経済成長論、政治経済学

柴山桂太[シバヤマケイタ]
1974年生まれ。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程退学。現在、滋賀大学経済学部准教授。専門は政治経済思想

大川良文[オオカワヨシフミ]
1971年生まれ。神戸大学経済学部卒業。神戸大学大学院経済学研究科国際経済博士課程修了。現在、滋賀大学経済学部准教授。専門は国際経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sam

53
ミラノヴィッチの著作で取り上げられていた「世界経済のトリレンマ」(ハイパーグローバリゼーション、国家主権、民主主義の三つのうち同時に実現できるのは二つだけ)に興味が湧き本書。出版はリーマンショック後の2011年。新自由主義が推進するグローバリゼーションは往時の勢いをなくし、国家主権はテクノ・リバタリアン(™️橘玲)に、民主主義は台頭する権威主義国家に脅かされている現在、そもそもこの三つの要素をもって世界経済のあるべき姿を検討することが妥当なのかという気もするが、それでも依然として興味深いテーゼだと思った。2024/03/24

逆丸カツハ

25
非常に面白かった。この本の見方からすれば、新自由主義は市場の自由化と経済成長について、原因と結果を取り違えているということになる。自由化により海外との貿易が盛んになるから、産業の発展があるのではなく、保護主義によって産業が発展したから自由化でさらなる利益を得ることができていたということ。それは正しい議論のように思える。グローバル経済に対する処方箋も真っ当だと思った。2024/03/20

ちぃ

23
効率とか域内経済の発展のための仕組みは、短期的に成功することが可能でも、それらの歪みは域外なり、少し先の未来に必ず露見する。持続性を求めるなら何かしらの不自由(ルール・関税)を選択する必要がある。抜け駆け一抜けのマネーゲームはあまりにも空しい。 フェアなゲームにするためには痛み分けが必要。。2018/08/26

壱萬弐仟縁

22
2011年初出。 市場と政府は補完的なもの(16頁)。 資本主義は唯一無二のモデルではなく、制度の組み合わせで経済は安定するとする。 民主主義優先、グローバリゼーション捨象もやむなし(18頁)。 ホモエコノミクスとしての経済学者(20頁)。 制度には、互酬や信頼をベースとした長期関係、信念体系、第三者の強制力(34頁)。 グローバリゼーションは、国家なしではできないが、国家のせいではできないという、矛盾がある(42頁)。 第4章をみると、日本外しで、米中関係が緊密化した印象を受ける。  2014/03/22

ジュン

14
論理的で常識的でありながら刺激的な本です。同じ反グローバリゼーションでもフランス系のピケティやエマニュエル・トッドとは異なり実証的な分析でした。ちなみにロドリックはイスタンブール生まれでハーバードの教授です。著者は指摘します。 ①グローバル化と国家主権を選択し、民主主義を犠牲にする。 ②グローバル化と民主主義を選択し、国家主権を犠牲にする。 ③国家主権と民主主義を選択して、グローバル化を犠牲にする。 3つが同時には成立しないというのが政治的トリレンマです。2021/07/08

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