オーケストラの音楽史―大作曲家が追い求めた理想の音楽

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オーケストラの音楽史―大作曲家が追い求めた理想の音楽

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  • サイズ B6判/ページ数 279,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560082751
  • NDC分類 764.3
  • Cコード C0073

出版社内容情報

表現や楽器編成の変化に込められた大作曲家たちの意図や、時代と社会の反映としてのオーケストラを語る。

【著者紹介】
1882~1937年。ベルリン生まれのユダヤ系ドイツ人。ヴァイオリニストおよび指揮者をへて音楽評論家に転身。著書に『ベートーヴェン』『ドイツの音楽生活』『西洋音楽史』など。

目次

前奏曲―オーケストラの楽器の系譜
古典派のオーケストラ―ハイドン
オペラのオーケストラ―モーツァルト
ダイナミックなオーケストラ―ベートーヴェン
ロマンティックな幻想のオーケストラ―ウェーバー、シューベルト、メンデルスゾーン、シューマン
ヴィルトゥオーゾ・オーケストラ―ベルリオーズ、マイヤーベーア、リスト
宇宙のように壮大なオーケストラ―ワーグナー
世紀末のオーケストラ―ブラームス、ブルックナー、マーラー
国民的オーケストラ―ヴェルディ、ビゼー、スメタナ、チャイコフスキー、シベリウス
「芸術のための芸術」としてのオーケストラ―シュトラウス、ドビュッシー、プッチーニ〔ほか〕

著者等紹介

ベッカー,パウル[ベッカー,パウル] [Bekker,Paul]
1882年、ベルリン生まれのユダヤ系ドイツ人。幼い頃からヴァイオリンとピアノを学び、ヴァイオリニストおよび指揮者をへて音楽評論家に転身。1911年に新聞「フランクフルター・ツァイトゥング」の専属評論家となる。ナチスが政権をとった翌年の1934年にフランスへ亡命、同年9月にニューヨークへ移住する。1937年没

松村哲哉[マツムラテツヤ]
1955年生。慶應義塾大学経済学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ケニオミ

4
「バッハ以前の音楽は全てバッハに収斂し、バッハ以降の音楽は全てバッハを源流とする。」本書を読んで、オーケストラに関しては、バッハをベートーヴェンに置き換えられることが分かりました。本書の収穫としては、①シューベルトの曲が何故繰り返しが多いのか、②シューマンは常にピアノをベースに曲を考えていたこと、③ブラームスにとってピアノとは独奏で自分の心の内をそっと打ち明けたり、室内楽という形で、親しい仲間と気持ちを通わせたりするための楽器だったことが分かったことです。ブラームスのピアノ曲が一段と好きになってきました。2013/07/10

もよ

3
とても良い本。古い本なのにまったく古さを感じさせない。西洋の作曲者にとってオーケストラというものがどのように変化してきたか(必ずしも「進化」ではない)が概観できる良書。訳者あとがきにも書かれているが、1936年の著書にもかかわらずシェーンベルクとストラビンスキーを重点的に取り上げている著者の慧眼には敬服。2013/10/19

たかしくん。

3
私のこれまでの作曲家に対する見方が、多少とも変わりました。特に、ブラームス、ワーグナー、等々。2013/07/14

わかこ

2
音楽史の勉強に! 硬すぎない文章で読みやすかったけど、ちびちび読んでたせいで全然進まずやっと読了、、 完全理解はしてないから何回か噛んで消化して栄養にしたいね2024/07/11

tegege

2
ダイナミクスへの工夫を軸にヘンデルからシェーンベルクまで手早くまとめた良著。改めて音楽を聴きたくなる。2013/04/21

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