出版社内容情報
危険な裏社会と結びつく美術品盗難。事件に巻き込まれた学芸員の立場からその実態を訴え、問題点を考察する一書。
【著者紹介】
1953年生まれ。オックスフォード近代美術館およびテート・ギャラリーに勤務。テートの展覧会およびプログラムの責任者を務めていた1994年にターナー盗難事件がおこり、以後、8年半にわたりその解決に尽力する。2002年よりナショナル・ポートレート・ギャラリー館長。
内容説明
迷走する捜査、姿の見えない犯人、錯綜する情報―2点の傑作がテートに帰還するまでの8年半、それは希望と絶望の繰り返しだった。
目次
第1部(ターナー二点、フランクフルトで盗まれる(一九九四年)
迷走する捜査、保険会社との折衝(一九九四~二〇〇〇年)
“影と闇”を取り戻す(二〇〇〇~二〇〇一年)
ターナーをテートの壁に(二〇〇二~二〇〇三年))
第2部(美術館の倫理観;美術品をめぐる価値;動機から見た美術品盗難事件の歴史;小説・映画に描かれる美術品泥棒と探偵たち;美術品盗難をどう防ぐか)
著者等紹介
ネアン,サンディ[ネアン,サンディ][Nairne,Sandy]
1953年生まれ。オックスフォード近代美術館およびテート・ギャラリーに勤務。先進的な現代美術展で知られるロンドンの現代美術研究所(ICA)や英国アート・カウンシルの展覧会企画を手がける。テートの展覧会およびプログラムの責任者を務めていた1994年にターナー盗難事件がおこり、以後、8年半にわたりその解決に尽力する。2002年よりナショナル・ポートレート・ギャラリー館長
中山ゆかり[ナカヤマユカリ]
翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業。英国イースト・アングリア大学にて、美術・建築史学科大学院ディプロマ取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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