出版社内容情報
2012年ロンドン五輪で疾走した両足義足のスプリンター。家族に支えられ幾多の苦難を乗り越えてきた半生を描く感動の物語。
内容説明
生後11ヶ月で両足を切断した少年が、両足義足のスプリンターとして史上初めてオリンピックに出場するまでの成長と挑戦の軌跡。
目次
結束の強い家族
冒険の日々
はじめての恋と傷
プレトリア男子高校で学んだこと
悲劇の夏
アテネパラリンピックへの挑戦
「障害」は特別か
義足は有利か
国際陸上競技連盟の実験調査
差別を超えて
忘れられない北京パラリンピック
夢のロンドンオリンピックへ
著者等紹介
ピストリウス,オスカー[ピストリウス,オスカー][Pistorius,Oscar]
1986年11月22日、南アフリカ・ヨハネスブルク生まれ。両足義足のスプリンター。生まれつき両足に大きな障害をもって生まれ、生後11ヶ月で両足の脛から下を切断、17ヶ月で義足を使用。高校時代はクリケット、ラグビー、水球に熱中。15歳のときに最愛の母と死別。ラグビーの試合中でのけがをきっかけに、2004年1月より陸上競技を開始し、急速に短距離足の能力を発揮する。2004年アテネパラリンピックに初出場、100mで銅、200mで金メダルを獲得
池村千秋[イケムラチアキ]
翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きぬりん
1
両足義足の選手で初めてオリンピックに出場した、オスカー・ピストリウスの半生を綴った自伝。やんちゃくれな幼少期を経て高校時代にラグビーに熱中、試合中の膝の怪我のリハビリとして取り組み始めた短距離走でたちまち頭角を表し、1年も経たずにアテネのパラリンピックで優勝。健常者レースにも出場し始めると、カーボン製義足の使用が議論を呼び、国際陸連もズルだと決定。そこから紆余曲折を経て、ロンドンオリンピックに出るまで。家族との愛や絆、世間の障害者へのスティグマ、差別としての義足選手の排除、社会貢献活動といった話題が焦点。2021/08/12
takao
1
ふむ2017/07/28
vonnel_g
1
世界で初めて義足でオリンピック陸上競技を走ったアスリートの半生。生真面目な人柄がよく出ている。義足を作る活動や児童や女性への支援活動にも参加していたのだな。家族仲は良好であるはずなのに、巻末に妹さんからの手紙がないのがほんの少しだけ気になった。2014/07/19
オカピー
1
事件から1年以上経過したが、真実はなんだったのだろう。この自伝を読む限りでは、信じられないのだが。2014/03/21
電柱
1
「彼が走りぬけた後は、障害は個性でしかなくなるだろう」という為末さんの帯文に惹かれて。良い本だけど「自伝」という邦題からするとちょっと物足りないかも。原題の『ドリーム・ランナー』という言葉は入れて欲しかった。2013/01/25
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