出版社内容情報
自分にとって大切なものとなる本は、向こうからやってくる――「私を私の外へひらく」身体経験としての読書をめぐるエッセイ集。
【著者紹介】
1966年大阪生まれ。作家。「麦ふみクーツェ」で坪田譲治文学賞受賞。
内容説明
自分にとって大切なものとなる本は向こうからやってくる。身体経験としての読書をめぐるエッセイ集。
目次
はじめに ティーンエイジャーのいしいしんじ
韓国のひとたちへ
本を読んで大きくなる
みさきのすきま
浮遊する世界
アメリカの幸福
林芙美子の庭
背中のなかの巨大な手
問いかける言葉
ケストナーさんへ〔ほか〕
著者等紹介
いしいしんじ[イシイシンジ]
1966年大阪生まれ。京都大学文学部仏文学科卒。おもな小説に『麦ふみクーツェ』(2003、坪田譲治文学賞受賞)、『ある一日』(2012、織田作之助賞受賞)、など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朝日堂
20
独特の文体と温度を持った書評本。慣れないと読みづらいかもしれない。読んで忽ち「いしいしんじ」と分かるあたり憎らしい。たまに行く書店の窓に、彼の即興小説が書きなぐってあって、もうそれがどのような小説だったかは覚えていないのだが、そういう少しスタンスの変わった人だという印象を強くもった。おすすめの30冊がまた非常に偏っており、著者の広い守備範囲を知る。ドストエフスキー『白痴』があるかと思えば、斉藤道雄『悩む力』がある。こういう書評の類は、読みたい本が増えて、嬉しいやら厳しいやら複雑なものがある。2013/08/07
読書好きのハシビロコウ
18
図書館本。いしいしんじさんによる、書評と本の出会いにまつわるエッセイをまとめたもの。気になったところをつまみ読みという感じでした。童話のような世界観の作品を書く方だとは知っていたので、言葉選びもメルヘンチックなところがあると感じました。「プラネタリウムのふたご」を積んだままにしてあったので、近々読もうと思いました。2025/06/01
りつこ
12
すごく面白いところとなんのこっちゃかさっぱりわからないところと。この人は物事を視覚的にとらえてそれを論理的に文章で表現するのだな。それが私は苦手なのかも。とちょっと思った。感情に訴えてくる部分はストンと理解できるのだがね。読んだ本がこの人の血となり肉となり創作に繋がっていることがわかる。良い本。2013/06/13
花花
12
いしいさんの読んできた本の感想やその時感じたことなどが書かれた紹介本。なんかわかるかも~と思うところと、なんだかさっぱりわからないところとあって、なかなか難解でした。こういった感性で独特ないしいしんじの世界が作られるんだなと。久しぶりにいしい作品読みたくなりました。2013/06/04
miroku
11
読書が人を創るのか・・・。少なくともいしいしんじの一部分は読んだ本で出来ているようだ。2013/06/10