出版社内容情報
レーニン、トロツキーを始め、スパイや外交官、外国記者や作家による劇的な外交戦略を描き出す、斬新な「国際関係論」。
【著者紹介】
英オックスフォード大学のロシア史専攻の教授。『レーニン 上下』(岩波書店)、『スターリン』(邦訳未定)、ダフ・クーパー賞受賞作の『トロツキー 上下』(白水社、2012年12月刊予定)など、世界的に高い評価を受けている、ロシア研究の第一人者。
内容説明
「ロシア革命」を第一次世界大戦時の外交戦略に位置づけた、斬新な国際関係論。レーニン、トロツキー、スターリンを始め、スパイや外交官、外国記者や作家による、知られざる戦いと劇的な動向を描き出す。
目次
第1部 革命(困難な旅路;崩壊するロシア ほか)
第2部 生き残り(ブレスト=リトフスク交渉;危険な息継ぎ ほか)
第3部 探査(ロシア問題再考;パリ講和会議 ほか)
第4部 膠着(ボリシェヴィズムに賛否;左派の優待 ほか)
著者等紹介
サーヴィス,ロバート[サーヴィス,ロバート][Service,Robert]
英オックスフォード大学セント・アントニーズ・カレッジのソ連史家。ダフ・クーパー賞受賞作の『トロツキー』などの著作があり、世界的に高い評価を受けている、ロシア研究の第一人者
三浦元博[ミウラモトヒロ]
1950年、滋賀県生まれ。東京外国語大学卒業後、共同通信社を経て、大妻女子大学社会情報学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
1
ロシア革命をめぐる国際関係論 2019/12/13
Stepp
0
情報戦と謳っているが、かなり広い範囲に渡って記述されている。ただし、一々詳細に背景が書かれていないので、当時の主要国の政治状況や外交、ロシア革命史などの予備知識がないとかなり辛い。逆に言えば、ある程度の知識を蓄えていない段階で読むのはおすすめできない。なお、訳文がとにかくひどい。無意味な体言止めの多用や日本語的にこなれていない文章など、仮訳のままロクに推敲していないのではないかとも思う。七月蜂起を七月反乱としたり、通例の歴史用語から外れる訳もある。反ボリシェビキ派「ども」という訳も笑ってしまった。2025/07/27




