私はホロコーストを見た―黙殺された世紀の証言 1939‐43〈下〉

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私はホロコーストを見た―黙殺された世紀の証言 1939‐43〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560082355
  • NDC分類 936
  • Cコード C0022

出版社内容情報

捕虜となりながらユダヤ人虐殺の事実を命がけで連合国に報告したポーランド・レジスタンスの活動家による、記録文学の傑作。

【著者紹介】
1914年ポーランド生まれ。陸軍少尉兼外交官を務め、対独戦に従軍。ワルシャワ占領後は対独レジスタンスに参加、ユダヤ人ゲットーと収容所に潜入し、パリとロンドンのポーランド亡命政府へ惨状を伝える。密使として連合国側への報告と支援要請を行い、渡米して多くの講演をこなした。

内容説明

『ショアー』の証人の一人、ポーランド・レジスタンスの密使ヤン・カルスキが、1944年世界に向けて発信した奇跡的な証言。偽りの療養生活、秘密国家の地下活動、ワルシャワ・ゲットーや強制収容所への潜入、ルーズヴェルトとの会見までを描く。

目次

農業技師
荘園の館、療養、そしてプロパガンダ
死刑宣告と処刑
秘密国家―組織
クラクフ―L夫人のアパート
ルブリンでの任務
影の戦争
地下新聞
陰謀者の「組織」
女性連絡員
新婦のいない結婚式
秘密の学校
地下国会の一審議
ワルシャワ・ゲットー
最終段階
ウンター・デン・リンデン再訪
ロンドンへ
世界に向かっての証言

著者等紹介

カルスキ,ヤン[カルスキ,ヤン][Karski,Jan]
1914‐2000。本名ヤン・コジェレフスキ。ポーランドのレジスタンス活動家。学業優秀で外交官となるも、まもなく第二次世界大戦勃発。ポーランドがナチス・ドイツとの電撃戦に敗退、領土をナチス・ドイツとソ連とに分割されたため、初めはソ連赤軍の、ついでナチスの捕虜となる。ゲシュタポによる激しい拷問を受け自殺未遂を犯すが、搬送先の病院でレジスタンスの同志によって救出される。数々の偽名や身分を使いながら(最終的なコードネームはカルスキ)、並外れた語学力と記憶力を武器に、地下活動をつづけるポーランド秘密国家に奉仕。1942年夏、ユダヤ人指導者らの依頼でワルシャワ・ゲットーや強制収容所に潜入し、そこで目撃したナチスによるユダヤ人大虐殺を世界に伝えた

吉田恒雄[ヨシダツネオ]
1947年、千葉県生まれ。翻訳家。1970年に渡仏。三十年余りの会社勤務の後、現在は翻訳に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

91
【図書館本】恐らく人類史上もっとも残酷で大量の虐殺事件であるナチスドイツが行ったユダヤ人絶滅計画(ホロコースト)。それが彼の証言により初めて連合国側に明らかにされたということを知った。決死の覚悟で行ったユダヤ人ゲットーへの潜入工作。そこで目にしたおぞましい光景。「不要」とされた人々が数千人単位で荷物のように貨車に詰め込まれ、「処理」されていく。戦争は人の心を狂わせるものではあるが、何故このようなことが疑うこともなくなされていったのか?偶然目にした本であるが、早くも2017年のベスト本候補である。★★★★★2017/01/14

ころりんぱ

44
はぁ、読み疲れました。呆然…。カルスキの使命は伝えること。秘密国家の戦況を、占領下のポーランドの実態を、迫害されたユダヤ人のSOSを。こんな過酷なミッションに命を懸けて身を削って走り回った記録ともいえる本です。ゲットーや強制収容所にまで潜入し彼が目にしたものや、同志たちの壮絶な闘いぶりを伝え、連合国に現状打破のため動いて欲しかったのだと思うと、この結末はあまりにもやりきれないです。時折出てくる、ドイツ憎しの感情的な場面に、黙殺され踏み躙られた国の人の恨みと悲しみを感じずにはいられません。2017/01/28

ケニオミ

9
ポーランドは何度も分割された歴史をもっているため愛国心が強いのでしょうか?戦時中に記されたため誇張があるかもしれませんが、一人も売国奴を出さないというポーランド人の愛国心には心打たれました。特に連絡員としての女性の役割。連絡員を長くしていると、必ずゲシュタポに捕まると分かっていながら役割を果たそうとし、次々に捕まっていく女性達。また、著者のカルスキ氏も凄い。ユダヤ人虐殺を連合国側に報告するため、ゲットーだけではなく、収容所への侵入までやってのけます。本書は、ポーランド人の勇気と愛国心を示す一級の記録です。2012/10/30

勝浩1958

5
祖国を守るために命を賭してナチスと戦った、ポーランドレジスタンスの人びとの勇気、強靭な意志、団結心、愛国心に圧倒される想いだ。それとは対照的に連合国の人々は長い間、ポーランド国内で繰り広げられているユダヤ人大量虐殺の状況を知っていながら、黙視していたのだ。ヤン・カルスキも自ら凄まじい拷問を受けながらも死を免れ、また強制収容所に潜入し、その惨状を目の当りにし、彼自身体験した真実を世界へ訴え続けるのだ。その姿に、『人間はこれほどに強く生きられるものか。』という崇高な想いを抱いた。2012/09/27

borug

4
自分がとんでもない目に遭ってる状況で「あなたに勲章が授与されました」って言われたって・・・って思うけど、いや誇りを感じるのかもと思わせるポーランド人の愛国心の凄さ。2014/12/10

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