出版社内容情報
ドイツ歌曲の第一人者がシューベルトの生涯、交友、恋愛、歌曲の成立、解説、後世作曲家への影響等を年代を追って綴る。(書物復権)
【著者紹介】
1925年ドイツ生まれ。声楽家。著書に「シューマンの歌曲をたどって」など。
内容説明
ドイツ歌曲演奏の第一人者が綴る、卓抜なシューベルト読本。
目次
作曲家シューベルト
はじまり
ゲーテあるいは出発
テレーゼと別れて
発病を背景に
歌ものがたり
『冬の旅』
『白鳥の歌』とシューベルトの死
死後
演奏家
将来の見通し
著者等紹介
フィッシャー=ディースカウ,ディートリヒ[フィッシャーディースカウ,ディートリヒ][Fischer‐Dieskau,Dietrich]
1925年5月28日、ドイツ・ツェーレンドルフ生まれのバリトン歌手。第二次世界大戦中、イタリアで2年間捕虜収容所生活を送り、帰国後にプロとしてデビュー。優れた演奏解釈とすばらしい声質の双方によって傑出した歌手として讃えられ、ドイツ・リート、オペラ、宗教曲と幅広いジャンルで活躍した。とくにシューベルト『冬の旅』や、カール・リヒターの指揮によるバッハのカンタータや受難曲のアリアなどで知られる。1993年に引退した
原田茂生[ハラダシゲオ]
1932年生。1955年京都大学工学部卒。1960年東京藝術大学音楽学部卒。1965年ベルリン音楽大学卒。声楽専攻。東京藝術大学・尚美学園大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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