キリストの言葉―いのちの現象学

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キリストの言葉―いのちの現象学

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  • サイズ B6判/ページ数 248p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560082140
  • NDC分類 193.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

イエス・キリストによって受肉され語りつがれてきた「逆説」を哲学者が解明する。フランスの現象学者による福音書解釈の決定版。

【著者紹介】
1922-2002。フランスの哲学者。サルトル、メルロ=ポンティ以後において、もっとも重要な現象学者と目されている。

内容説明

神の言葉は、どのような意味で語られているのか?イエス・キリストによって受肉され語りつがれてきた「逆説」を、フランスの現象学者が読み解いてゆく。これぞアンリ哲学の到達点というべき、福音書解釈の決定版。

目次

第1章 ひとりの人間としてのキリストの言葉―人々に人間的言語で語りかけ、彼らについて語っている言葉
第2章 キリストの言葉によって人間的世界が解体してゆくこと
第3章 キリストの言葉による人間の条件の転倒
第4章 人間的言語を用いて人々に語りかけるが、彼らについてではなく、自分自身について語っているキリストの言葉。これらの言葉の中で、キリストは神であることをみずから明かしている
第5章 自分自身について語るキリストの言葉―自分が神であることを改めて認める
第6章 キリストが自分自身について語っている言葉の正当化の問題
第7章 世界の言葉、いのちの言葉
第8章 神の言葉―キリストが自分自身について語った言葉の自己正当化
第9章 キリストの言葉―人間がキリストの言葉を理解することのむずかしさについて
第10章 キリストの言葉―人間はキリストの言葉を聞き取ることができるか
結論 神の言葉を聞き取ること―カファルナウムの会堂でキリストが語ったこと

著者等紹介

アンリ,ミシェル[アンリ,ミシェル][Henry,Michel]
1922‐2002。フランスの哲学者。仏領インドシナにて生まれて間もなく父親と死別し、母親の手で育てられる。パリの名門アンリ四世校に通い、哲学研究を志す。第二次世界大戦中はドイツ行きを拒んで地下に潜行、レジスタンス運動に参加。「いのちの現象学」を提唱し、サルトルやメルロ=ポンティ以後において、もっとも重要な現象学者と目されている。小説L’Amour les yeux ferm´esでルノードー賞を獲得している

武藤剛史[ムトウタケシ]
1948年生。京都大学大学院博士課程中退。フランス文学専攻。共立女子大学文芸学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いとう・しんご singoito2

7
ボルタンスキーきっかけ。「驚くべき」P79、「恐るべき」P93、「目もくらむほどに」P113など哲学者らしからぬ形容が並ぶ一般向けの福音伝道の書。3章ずつまとまったテーマを扱っていて最初のうちはとても明快だけれど7章からだんだんと堂々巡りで、よく分からなくなってくる。受肉した御言葉という新約聖書の高次倍音を歌い上げるアンリの声は実に美しい。しかし、歴史的、文献的テキスト批判を無神論的と切り捨て、アウシュヴィッツにおける神の不在を躓きと片付ける口吻には異論もありそう。ちなみに翻訳は良く出来てると思いました。2023/08/23

amanon

1
解説には一般向けとあるが、キリスト教と哲学の素養の無い平均的日本人にはかなり難解な代物。訳者自身は自分がキリスト教徒でも哲学畑の出でもない者がこの書を訳すということにあえて意味を見いだしているようだけれど、読者としてはやはりその筋の専門家に訳してもらいたかったというのが正直なところ。それはともかくとして、本書を読んでいて特に考えさせられたのが、「相互性」という概念。一般社会においては(特に日本のような因習社会においてはなおのこと)重要であるこの概念がキリスト教とは相容れないという事実は非常に重い。2012/09/26

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