出版社内容情報
「遊女=アソビメ」は豊穰儀礼における巫女であり、神の一夜妻を意味していた。この「アソビメ」と天皇との関係を、民俗事例と対比しつつ検討し、日本人の性観念の根源に迫る。
内容説明
「遊女=アソビメ」は豊穣儀礼における巫女であり、神の一夜妻を意味していた。この「アソビメ」と天皇との関係を、民俗事例と対比しつつ検討し、日本人の性観念の根源に迫る。
目次
神遊びとしての性行為
天皇の「あそび」と遊女
一夜妻と人身御供
「初夜権」と成人式と遊女
神聖娼婦と日女
『万葉集』の遊行女婦
遊女と巫女
遊女と天皇
『梁塵秘抄』の遊女・傀儡女
傀儡女と天皇
白拍子と天皇
なぜ遊女は「外通姫の後身」か
なぜ小松天皇の皇女を遊女の祖としたか
内裏の色好みの遊女と天皇
宮廷の遊女
著者等紹介
大和岩雄[オオワイワオ]
1928年長野県生まれ。長野師範学校(現・信州大学教育学部)卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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