世界の迷路<br> 北の古文書―世界の迷路〈2〉

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世界の迷路
北の古文書―世界の迷路〈2〉

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  • サイズ B6判/ページ数 349p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560081785
  • NDC分類 950.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

生後まもなく母を亡くした著者にとって、決定的な存在であった父ミシェルと、その先祖の軌跡をたどりながら、一族が数世代にわたり生きたフランス・フランドル地方の歴史を紐解く。

内容説明

父や祖父の人生を辿りつつ、19世紀北フランスの歴史や、それを語る自らの相貌を立ち上がらせる。母・父・私をめぐる自伝的三部作、第二巻。

目次

歴史の闇
家系の繋がり
若きミシェル・シャルル
マレー通り
宿命

著者等紹介

ユルスナール,マルグリット[ユルスナール,マルグリット][Yourcenar,Marguerite]
1903年ベルギーのブリュッセルで、フランス貴族の末裔である父とベルギー名門出身の母との間に生まれる。本名マルグリット・ド・クレイヤンクール。生後まもなく母を失い、博識な父の指導のもと、もっぱら個人教授によって深い古典の素養を身につける。1939年、第二次世界大戦を機にアメリカに渡る。51年にフランスで発表した『ハドリアヌス帝の回想』で、内外の批評家の絶賛をうけ国際的な名声を得た。68年、『黒の過程』でフェミナ賞受賞。80年、女性初のアカデミー・フランセーズ会員となる。87年、アメリカ・メイン州のマウント・デザート島にて死去

小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年生まれ。フランス文学者、翻訳家。東京大学大学院博士課程中退、パリ・ソルボンヌ大学文学博士。現在、慶應義塾大学文学部教授。専門は近代フランスの文学と文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

55
自伝的小説の第二巻。先史時代から始まる父方の一族の年代記。本巻でも痛感するのは、どんなに記録が残っていても彼らが「体験し、思考し、甘受し」たものは本人の「心の奥に留まった」まま「消滅していく」のだということ。同時に「未踏の彼方」から作家の誕生まで、遥かに広がる多くの先祖たちを追うことで、我々は「一地方、一世界を受け継いでいる」のだということも実感されるよう。そんなふうに作者はこの作品で、「私という存在」だけでなく人間とは、世界とは何かと問うているように思います。父と母の家系が交わり「私」が生れて最終巻へ。2020/05/17

rinakko

5
素晴らしかった。母親の一族を描いた『追悼のしおり』に続き、父親ミシェルの系譜を遡り、その軌跡をたどり紡ぎあげられた物語。前作では背景にぼやけていたミシェルや祖父母たちの姿が詳らかになり、家庭の不和や憎悪も浮き彫りにされる。物事に拘泥しないミシェルの独特な無関心が、ユルスナールに受け継がれている…といった記述が、印象的だった。若い頃は放埓で恋多く生きたミシェルが、やがて死の床で“いくつもの人生を生きた”と語ることになる。そしてあのフェルナンドの手紙。終盤、二人が過ごした穏やかな時間の短さが、しみじみと沁みた2011/11/17

シン

4
前作、追悼のしおりの翻訳のほうが好き。2015/10/01

rinakko

4
再読。2015/08/27

OHNO Hiroshi

3
作者の自伝二作目。父の方の家系の話。p175から引用。”私自身が年を取るにつれて、子供時代と老年は似てくるものであり、同時にわれわれが生きる最も深遠な状態だということをいっそう感じるようになった。人生のさまざまな努力、希望、野心の前と後で、人間の本質はその二つの時期に露呈するものだ。子供時代のミシェルの滑らかな顔と、年老いたミシェルの皺が刻まれた顔はよく似ている。青年期と壮年期という中間期の顔については、そのことは必ずしも当てはまらない。”・・・読者にある程度の知識と理解力を要求するユースナールは、僕にと2015/12/23

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