出版社内容情報
生後まもなく母を亡くした著者にとって、決定的な存在であった父ミシェルと、その先祖の軌跡をたどりながら、一族が数世代にわたり生きたフランス・フランドル地方の歴史を紐解く。
内容説明
父や祖父の人生を辿りつつ、19世紀北フランスの歴史や、それを語る自らの相貌を立ち上がらせる。母・父・私をめぐる自伝的三部作、第二巻。
目次
歴史の闇
家系の繋がり
若きミシェル・シャルル
マレー通り
宿命
著者等紹介
ユルスナール,マルグリット[ユルスナール,マルグリット][Yourcenar,Marguerite]
1903年ベルギーのブリュッセルで、フランス貴族の末裔である父とベルギー名門出身の母との間に生まれる。本名マルグリット・ド・クレイヤンクール。生後まもなく母を失い、博識な父の指導のもと、もっぱら個人教授によって深い古典の素養を身につける。1939年、第二次世界大戦を機にアメリカに渡る。51年にフランスで発表した『ハドリアヌス帝の回想』で、内外の批評家の絶賛をうけ国際的な名声を得た。68年、『黒の過程』でフェミナ賞受賞。80年、女性初のアカデミー・フランセーズ会員となる。87年、アメリカ・メイン州のマウント・デザート島にて死去
小倉孝誠[オグラコウセイ]
1956年生まれ。フランス文学者、翻訳家。東京大学大学院博士課程中退、パリ・ソルボンヌ大学文学博士。現在、慶應義塾大学文学部教授。専門は近代フランスの文学と文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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