出版社内容情報
アウンサンスーチーら民主化勢力を長年抑圧してきたタンシュエの生い立ちから国家元首に上りつめるまでの過程と軍政中枢の実像。
内容説明
アウンサンスーチーを約15年間、自宅軟禁した男。1988年9月に発足したビルマ(ミャンマー)の軍事政権において、1992年4月から2011年3月までの18年間、名実ともに最高権力者として君臨したタンシュエ上級大将を取り上げた世界で最初のまとまった伝記。同時に、その重要な背景となる独立後のビルマの政治史をわかりやすく述べた本でもある。
目次
第1章 郵便局員から圧制者へ
第2章 緑と橙色の国
第3章 民主化勢力からの挑戦
第4章 人道に対する罪
第5章 現代の皇帝タンシュエ
第6章 王の都
第7章 僧侶と嵐
第8章 ライバル、後継者、政商、そして将来
著者等紹介
ロジャーズ,ベネディクト[ロジャーズ,ベネディクト][Rogers,Benedict]
1974年生まれ。ロンドン大学卒業、ロンドン大学東洋アフリカ学院修了(修士)。人権問題に取り組む国際NGOクリスチャン・ソリダリティ・ワールドワイドの東アジアチームリーダーとして、ビルマ(ミャンマー)で大量の難民・国内避難民が生まれる背景について調査・報告を行う活動に従事。内戦状態にある民族居住地域への訪問回数は数十回に及ぶ。また、英米の議会関係者や国連に豊富な人脈を持ち、英国議会議員や英国外務省、EU国連人権理事会、米国議会議員などに情報提供を行うかたわら、各種メディアにも定期的に出演
秋元由紀[アキモトユキ]
上智大学法学部在学中、在日ビルマ人の難民認定申請を支援する弁護団の事務局を務めたことがきっかけでビルマ(ミャンマー)の民主化問題を知る。その後渡米、2000年ジョージ・ワシントン大学ロースクールを卒業。ニューヨーク州およびコロンビア特別区の弁護士資格を取得し、ビルマでの天然ガス開発によって人権侵害を受けた現地住民が起こした「ユノカル訴訟」などで原告側弁護団に参加。その後もビルマの開発問題や国際金融機関との関係について調査を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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