ノルマンディー上陸作戦1944〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 467,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560081556
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0022

出版社内容情報

国家元首や将軍から、一兵卒や市民まで、最新史料を縦横に駆使して、「大西洋の壁」を突破し、「パリ解放」に至るまで、連合軍と独軍の攻防を活写した戦史決定版! 写真・地図多数収録。

内容説明

「戦争の実態」を圧巻の臨場感で再現。激しい攻防を繰り広げた各戦線からファレーズ包囲網、歓喜のパリ解放に至るまで、「戦争の実態」の混沌と多様を、圧巻の臨場感で再現する。世界的大ベストセラー、戦史ノンフィクション決定版。

目次

サン=ロー攻略へ
「グッドウッド作戦」
ヒトラー暗殺計画
「コブラ作戦」―戦線突破
「コブラ作戦」―戦線崩壊
ブルターニュ遠征と「ブルーコート作戦」
モルタン反攻(ドイツ名「リュティヒ作戦」)
「トータライズ作戦」
金槌と金床
「ファレーズ包囲網」―殺戮の戦場:「パリ蜂起」とセーヌ川一番乗り
「パリ解放」
その後のこと

著者等紹介

ビーヴァー,アントニー[ビーヴァー,アントニー][Beevor,Antony]
1946年、ロンドンに生まれる。ウィンチェスター校からサンドハースト陸軍士官学校に進学。「第11軽騎兵連隊」で正規軍の将校として勤務し、退役後は執筆活動に入った。主な邦訳として、『スターリングラード―運命の攻囲戦1942‐1943』(朝日新聞社、1998年)がサミュエル・ジョンソン賞など多数受賞、『ベルリン陥落1945』(白水社、2004年)は、BBCの番組「タイムウォッチ」が映像化、7カ国で売り上げ第1位を記録、そのほか9カ国でもトップ5入りを果たした

平賀秀明[ヒラガヒデアキ]
1956年生まれ。早稲田大学卒業。中国通信社、共同通信社勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

58
下巻はパリ解放まで。途中にヒトラー暗殺未遂が挿入されているが、ヒトラーの特に戦術的過誤が犠牲を増やしていて、反発するドイツ将軍が出るのは当然か。この段階である意味「死に体」と言えよう。ただし暗殺成功後のヴィジョンがなかったという指摘は重要。モントゴメリーとパットンの対比は北アフリカ以来のライバル関係だから当然出てくるが、こうした状況下ではパットンの「力押し」が効果的。特に兵站をがっちりかためて行ったコブラ作戦は強力。あとはルクレールのパリ解放をアメリカ側が結局認めていった政治判断が興味深かった。2025/03/29

25
後半はDデイ1カ月後の戦局からパリ解放まで。連合軍が空爆すると必ず味方に誤爆して大量死させちゃうのはいったい…。大規模な捨てがまりみたいなドイツの撤退戦とはいえども、米帝の圧倒的物量の前に勝てるわけないのであった…。兵士から民衆への残虐行為、その報復、裏切り者としてドイツ人と通じた女への私刑等、仏市民のエピも差し込まれて、ホントに戦争はクソとしか。味方であるはずの連合国から空爆され、地雷を残されたノルマンディがこれからのウクライナと重なり、ひたすらにつらい。…でもまだそこにさえ辿り着いてないんだよなあ。2023/07/13

ぷるぷる

5
相変わらずの大ボリュームで読み切るのにたいへん疲れますが充実の読後感。基本的に連合軍視点なので遅々として進軍しないのが歯がゆいです。空軍による事前の空爆が必ずと言っていいほど自軍を爆撃してしまうのが洒落になりません。爆撃の標的マークと友軍を示す発煙弾の色が同じ黄色だったとか笑えません。作戦は結構場当たり的だし目立ちたがり屋の将軍ばかりだしで呆れることも多いです。史上最大の作成とかリーダーシップとか言われ崇高な感じがありましたが結局はノルマンディーの住民の犠牲があってこそ成り立った作戦だったと納得しました。2021/06/29

MUNEKAZ

5
後編はコブラ作戦発動からファレーズ包囲網、そしてパリ解放へと一気呵成に進む。上巻の息詰まる消耗戦から機動戦への移り変わりが印象的で、それにヒトラー暗殺事件やパリ一番乗りを巡る連合軍内の暗闘が加わりなかなか読ませる内容。次第に米英軍と一線を画すようになるド・ゴールら自由フランス軍からは、戦後のフランスを巡る新たな戦いを感じさせる。また英軍のモントゴメリー将軍に対する評価は案の定ボロボロで、何だか可哀そうにもなってくる(アイゼンハワーには「サイコパス」呼ばわりされている)。総じて面白い読み物でした。2019/05/11

a-park

2
パリ入城をめぐっての政治的混乱なんかのくだりはよく知らなかったので面白かった / 連合軍は攻撃開始前の準備爆撃で誤爆しすぎなのでは…… 2012/02/18

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