出版社内容情報
《器官なき身体》とは何か? 加速された身体をめぐる思考をアルトーの全生涯・全作品にたどり、20世紀思想の火山脈を解明する、著者渾身の力作評論。決定版として、巻末に増補!(書物復権)
内容説明
加速された身体をめぐる思考をアルトーの全生涯・全作品にたどり、20世紀思想の火山脈にふれる実験を解明する。精読の結晶というべき著者渾身の力作評論。決定版として、巻末に増補。
目次
序論 問いと軌跡
第1部 思考不可能をめぐる詩学(引き裂かれる石;思考を生みだすこと ほか)
第2部 記号の創造―映画と演劇(映画と夢;速度と映画 ほか)
第3部 ヘリオガバルス論
第4部 最後のアルトー(心の娘たち;受肉の神秘 ほか)
著者等紹介
宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年松江市生まれ。1976年京都大学卒業後1983年までパリ第8大学にて学ぶ。フランス文学・思想専攻、立教大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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