白水Uブックス 海外小説の誘惑<br> 房思〓(ファン・スーチー)の初恋の楽園

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白水Uブックス 海外小説の誘惑
房思〓(ファン・スーチー)の初恋の楽園

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  • サイズ B6判/ページ数 324p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560072516
  • NDC分類 923.7
  • Cコード C0297

出版社内容情報

高級マンションに住む13歳の文学好きな美少女・房思琪は、憧れの国語教師から性的虐待を受ける関係に陥り…。台湾の実話に基づく衝撃作。解説:小川たまか

内容説明

文学好きな房思〓と劉怡〓は、台湾・高雄の高級マンションに暮らす幼なじみ。美しい房思〓は、13歳のとき、下の階に住む憧れの妻子ある五十代の国語教師に作文を見てあげると誘われ、部屋に行くと強姦される。異常な愛を強いられる関係から抜け出せなくなった房思〓の心身はしだいに壊れていく…。房思〓の日記を見つけた劉怡〓は、5年に及ぶ苦しみの日々の全貌を知り、ある決意をする。

著者等紹介

林奕含[リンイーハン]
1991年3月16日‐2017年4月27日。台湾・台南で名の知られた皮膚科医の娘として生まれ、幼少期から作文や数学で優秀な成績を収め、多くの表彰を受ける。高校2年のときにうつ病を患う。2009年、台北医学大学医学部に入学するが、2週間で休学。その後、3度の自殺未遂。12年に国立政治大学文学部中国文学科に入学、3年生のときに再び休学。17年2月に、デビュー作であり唯一の著作である本書を出版。その二か月後に自殺。「これは実話をもとにした小説である」と本書に記していることから、台湾社会に大きな波紋を呼んだ

泉京鹿[イズミキョウカ]
1971年、東京生まれ。フェリス女学院大学文学部日本文学科卒業。北京大学留学、博報堂北京事務所を経てライター、メディアコーディネーター、翻訳者として16年間北京で暮らす。大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さとうしん

8
尊敬する37歳年上の塾講師の慰み者となり、しかも彼を愛させられてしまった少女の物語。加害者はこれまでにも同じような「恋愛」を積み重ねており、また主人公の周辺には夫からのDVに苦しむ女性がいる。救われないのは、主人公も加害者も富裕層の出身であり、平均以上の教養に恵まれていることだ。高い生活水準や教養は決して性被害に遭う確率を低くはしない。そんな現実を突き付けられているようである。2024/03/09

テレワーク大好きっ子

5
綿矢りささんが番組で挙げていたので読んでみた。 13歳のときに教師から強姦された女の子や夫からDVを受ける女性の話なのでとても重たい。。。。 しかもこれが実話を元にしているらしく、読むのがかなりしんどい部分もあった。 このような経験が自分には無いため、自分を強姦してきた相手をどうして愛せるの?と共感できない部分もあり。 情景描写や比喩の仕方は独特で面白かったり日本のものが引用されたりしていてとても良かった。 それだけに、本作が著者の唯一の作品いうことがとても残念。2025/01/15

naff1968

3
少し前に、何年か後に地球に小惑星が衝突する確率が上がったというニュースを見ました。もうブルース・ウィリスもやってくれないだろうから、でかいのがドーンとぶつかって、地球なんて消えてしまえばいい。読み終えた直後の率直な感想です。今、果敢に戦っている女性のドキュメンタリーが論争を呼んでいますが、なぜ彼女がこんなにも必死に戦わなくてはならないのか。悪いのはレイプして逃げたクソ野郎なのに・・・。2025/02/23

みんみん

1
「実話をもとにした」作品であるということだが、この作品が異様に思えるのが、終始加害者側の心理もつぶさに描いている点。内容はひたすらつらいものだが、美麗な文体、多様な文学作品からの引用、鋭い視点に、ずっと引き込まれて読んでしまった。スーチーの心は壊れ、作者は自殺し、悪は裁かれることなく、なにも救いがない。少女が強姦される話に救いなんてあるわけないじゃないですか。2024/07/04

あおい

0
先に観た中国ドラマの原作だというので読んだのだが、なんとも気持ちが鬱屈する小説だった、言葉の装飾が多く大袈裟で読みにくいwまるで宝塚の舞台を眺めているような気分になる。「実話をもとにした小説」だそうでリアルにも小説にもその終いには救いがないため、この良し悪しは言葉にしにくい。ただ…加害するご大層な名前の李国華の思考が滑稽なほど幼稚であるのに手口が周到で欺瞞に満ちている、胸糞悪いこの五十代のオヤジに十代の少女や大人の女性がなぜコロリと騙されるのか?甚だ疑問だったが「実話~」だけど小説だし…と自分を宥めたw2024/12/18

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