白水Uブックス 海外小説永遠の本棚<br> エバ・ルーナのお話

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エバ・ルーナのお話

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  • サイズ B40判/ページ数 348p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784560072431
  • NDC分類 963
  • Cコード C0297

出版社内容情報

『エバ・ルーナ』から生まれた物語集

 「お話をしてほしいんだ」「どんなのがいい?」「まだ誰にも話したことのないのがいいな」――お話の名人エバが言葉の糸を紡いで織りあげた、愛と復讐、小さな奇跡、さまざまな人生の物語。言葉を売る娘〈暁のベリーサ〉から大統領選用の演説を買った大佐、男がうっかりしていたばかりに47年間廃工場の地下室で幽閉生活を送ることになった女、サーカス一座の団長がひと目惚れした宝石商夫人に捧げた最高の贈り物、イラ族の娘の魂とともに旅をした先住民の狩人、町中の尊敬を集めるイネス先生が経営するホテルの宿泊客の首を切り落としたわけ、上流社会の仲間入りをするため一計を案じた成り上がり者の夫婦、独裁者最後の恋と密林に埋もれた幻の宮殿、土石流に襲われた村で顔だけを残して泥に埋まった小さな女の子……。〈現代のシェヘラザード〉アジェンデがその語りの才を存分に発揮した23篇、長篇『エバ・ルーナ』から生まれた珠玉の物語集。

内容説明

言葉とお話を売る娘“暁のベリーサ”から大統領選用の演説を買った大佐、サーカス一座の団長がひと目惚れした宝石商夫人に捧げた最高の贈り物、イラ族の娘の魂とともに旅をした先住民の狩人、独裁者最後の恋と密林に埋もれた幻の宮殿、土石流に襲われた村で顔だけを残して泥に埋まった女の子…お話の名人エバが言葉の糸を紡いで織りあげた様々な人生の物語。長編『エバ・ルーナ』から生まれた珠玉の物語集。

著者等紹介

アジェンデ,イサベル[アジェンデ,イサベル] [Allende,Isabel]
1942‐。ペルーのリマで生まれる。生後まもなく父親が出奔、母親とともに両親の祖国チリに戻り祖父母の家で育つ。19歳で結婚後、雑誌記者となるが、1976年、アジェンデ政権が軍部クーデターで倒れるとベネズエラに亡命。1982年、一族の歴史に想を得た小説第一作『精霊たちの家』(河出文庫)が世界的ベストセラーとなり、物語性豊かな作品で人気を博した。1988年、再婚を機にアメリカへ移住

木村榮一[キムラエイイチ]
1943年、大阪府生まれ。神戸市外国語大学卒業。同大学名誉教授

窪田典子[クボタノリコ]
鯖江市生まれ。神戸市外国語大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハルト

12
読了:◎ 「エバ・ルーナ」の姉妹篇。エバ・ルーナが語る物語は、語り部が語るお話のように、神話的深さがある。人間の愚かさ、愛おしさが存分におおらかに注ぎこまれたお話たち。お話の根源――魂が実在しているかのように語りかけてくる。ひとつひとつが短篇とは思えない芯を持ち、南米の濃い空気が、ジャングルの夢のように立ち上る。奔放で大胆で、かと思えば繊細で。もっと読んでいたいと思わせる短篇集だった。2023/12/06

北風

11
千一夜物語の一文から始まるこの本は、暑い、熱い、国の語り部の物語。熱帯の雰囲気が、ガルシアっぽい。女性も男性もその雰囲気が濃い。物語は男女の親密さ、というよりもさ濃厚。性交が直接的に描かれていないのに、エロティック。濃い花の匂いを感じさせる。男は野心家で身勝手、女は一途で奔放。似たような男、女たちが毎度語られるのに、同じものがない。どれも強くて、印象が強いというのが残らない。本当に千夜語り続けられそう。こんなに暑いのに、苦しくならずに読み通すことができた。2024/01/31

ふみふみ

9
全23編、すべてのお話に引き込まれました。正しく現代の、ラテンアメリカ文学、マジックリアリズムのシェヘラザートです。著者の作品は「精霊たちの」しか読んでませんが、本書を読むと本領は短編の方にあるのではないかと思ってしまいますね。傑作です。2023/04/02

algon

8
「エバ・ルーナ」(未読)のスピンオフ的作品という事らしい。エバルーナが語る千夜一夜物語という様相の短編集。23もの短編があると遅読の自分などはどんどん忘れ、後で見直してみると新鮮な話が多かった。あ、これは遅読のせいではなく老人力の賜物だったか。南米の作家らしく多彩な話が並んでも単刀直入にずばりずばりとストーリーを語ってゆく。長いページの間日本人みたいな持って回った表現はついぞ見当たらなかった。典型的ストーリーテラーのパワフルな作品集。後半の「つつましい奇跡」「幻の宮殿」「私たちは泥で…」が良かったと思う。2023/03/26

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