出版社内容情報
3.11以後の世界に、ノーベル文学賞作家が捧げるレクイエム! 東日本大震災と原発事故がモチーフの三部作、一挙収録[訳文一新]。
内容説明
ノーベル文学賞作家が、ポスト3.11の世界に捧げるレクイエム!東日本大震災とそれにつづく原発事故を受けて書き下ろされた「光のない。」に「エピローグ?」と「プロローグ?」を併録した三部作、一挙収録(訳文一新)。日本の読者に、自作解説「よそものとしてわたしたちはやってきて、誰もが一人のままでいる。(わたしの作品『光のない。』についてのいくつかの考え)」も特別寄稿された、ワールドプレミア・エディション。
目次
光のない。
エピローグ?
プロローグ?
著者等紹介
イェリネク,エルフリーデ[イェリネク,エルフリーデ] [Jelinek,Elfriede]
オーストリアの作家。1946年10月20日生まれ、ウィーン育ち。6歳で音楽教育を受けはじめ、13歳でウィーン市立音楽院に入学。オルガン、ピアノ、フルート、作曲、音楽理論を学ぶ。ウィーン大学で美術史と演劇学を専攻。ポスト・モダンな作風かつ作品を通じた政治的な意思表明が評価されて、2004年にフランツ・カフカ賞とノーベル文学賞とをダブル受賞。劇作家としても数多くの受賞歴を誇り、サミュエル・ベケットやハイナー・ミュラーの後継とも目される現代演劇の最重要作家。主な戯曲作品として『スポーツ劇』(98年)でゲオルク・ビューヒナー賞を受賞、『レヒニッツ』(09年)や『冬の旅』(11年)でミュールハイム劇作家賞を4度受賞
林立騎[ハヤシタツキ]
新潟県栃尾市生まれ。現在、ドイツ・フランクフルト市の公立劇場キュンストラーハウス・ムーゾントゥルム企画学芸員(ドラマトゥルク)。翻訳者、演劇研究者。イェリネクの翻訳を対象に第5回小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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