内容説明
失われた本来のメルヒェンを読むことで、ひと味ちがうグリム童話の世界が見えてくる!「がちょう番の娘」「もの知り博士」「おいしいお粥」など27篇を収録。原書第二巻の序文付。
著者等紹介
吉原高志[ヨシハラタカシ]
1953年生。1979年東京外国語大学大学院修士課程修了。ドイツ文学専攻。関東学院大学教授
吉原素子[ヨシハラモトコ]
1962年生。1993年東京大学大学院博士課程修了。ドイツ文学専攻。関東学院大学他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
56
全5巻の4巻目 なんだかだんだん破綻している話が多くなってきた。 何でそうなる?系が。2023/07/11
しんすけ
2
「ゲルマン民族には悪人正機のような考え方は生まれない」そんな思いに浸りながらの読書となった。主人公を嘘で窮地に貶めたもの最後は、八つ裂き焼き殺しなどばかりである。反省の余地も無い。悪は悪でしかない、それがゲルマンのみ終わらずヨーロッパ全体に広がり、亜細亜とは異なる合理的精神を生み出したと思える。オブラートに包まれない物語は、小児に留まることなく、人のすべてを困惑させながらも現実を直視させたのであった。2016/01/09
ヒラP@ehon.gohon
1
1巻目から読んできて、4巻目は原書では第2巻にあたるそうです。 前巻に比べてストーリー性を感じました。 それにしても、グリムワールドは同じパターンがあちこちに散見されて、識別できないくらい、類話が多いことに驚きます。 話はどれもドライで、登場人物の人間関係も理屈が先んじているように感じました。2014/04/19
ましゅ
1
悪い事をした人間は絶対に裁かれる。ある意味怖い物語だ。2009/10/01