白水Uブックス
チボー家の人々 〈5〉 診察

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  • サイズ 新書判/ページ数 161p
  • 商品コード 9784560070420
  • NDC分類 953
  • Cコード C0297

出版社内容情報

【全巻内容】 1 灰色のノート/2 少年園/3 美しい季節1/4 美しい季節2/5 診察/6 ラ・ソレリーナ/7 父の死/8 一九一四年夏1/9 一九一四年夏2/10 一九一四年夏3/11 一九一四年夏4/12 エピローグ1/13 エピローグ2

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

71
32歳になったアントワーヌの1日を描いた「診察」という副題の巻。その中で、父親のチボー氏が倒れ先がそう長くはないこと、ジャックが失踪していることが、間接的に語られる。命の問題に直面している医者アントワーヌの苦悩に、戦争が間近に迫っている1913年の暗さが重くかなりあう。2020/05/06

syaori

61
前巻から三年後。アントワーヌの医者としての一日を通して三年間の様々な変化と、人として医者としてのアントワーヌの姿とが示されます。驚くことにジャックは疾走中。余命「せいぜい三カ月」のチボー氏にかつての尊大な姿はなく、第一次大戦への道を歩む欧州情勢など全体に死と戦争の影の漂う巻でした。また死を待つばかりの赤ちゃんを巡ってアントワーヌを捉える問題も印象に残りました。自分に安楽死を選択させなかった「切実な、やむにやまれぬ何物か」、それは一体何なのか。「いつの日にか」この「なぞをとく」日は来るのでしょうか。次巻へ。2021/02/05

フリウリ

32
失恋を経たアントワーヌ。仕事に邁進しつつ短い恋愛もあったらしい。結婚には懐疑的。医師という仕事は、他者に尊敬されて、やめられない仕事であろう。しかし、命を左右することの重さは、厳しい職業倫理をつくる。仕事と私生活を介して、アントワーヌは確かに成熟していると感じられます。ジャックは行方不明。英国にいるらしい。ジャックを探すジゼル、ジゼルに思いを寄せる(恋心?)アントワーヌ、この三者関係はどうなるのか。物語は序盤から中盤へ。アントワーヌはしっかり描かれてきたので、そろそろジャックかな? 72026/02/26

藤月はな(灯れ松明の火)

29
事務的に医療をこなすアントワーヌ。確かに効率よく、治療することで多くの命は救われるかもしれない。しかし、患者が病やその先に来る死に感じる違和感や苦悩、諦観、それでも希求したいと願う心に寄り添わずに治療する姿は果たして「良き医師」と言えるのだろうか。相変わらず、自らの偽善性に気づかないアントワーヌの姿にモヤモヤしたものを抱いてしまいます。2015/09/21

榊原 香織

28
5巻目  1913年 アントワーヌ、チボー家兄、医者、好きにならずにいられない2020/10/16

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