ラテン語のしくみ

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  • サイズ B6判/ページ数 144p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784560067789
  • NDC分類 892
  • Cコード C3887

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内容説明

この本は、ラテン語の骨組みから入ることによって、この言葉が持っている特徴を紹介しながら、そのおもしろさを知ってもらうことを目指しています。

目次

文字と発音のしくみ
書き方と語のしくみ
文のしくみ
区別のしくみ
人と時間のしくみ
「てにをは」のしくみ
数のしくみ
実際のしくみ

著者等紹介

小倉博行[オグラヒロユキ]
ラテン語学・フランス語学専攻、1997年早稲田大学大学院博士課程修了。現在、早稲田大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チャーリブ

44
気になる言語を渉猟するときにお世話になる「しくみ」シリーズにラテン語があったのでちょっと読んでみました。複雑な文法の説明はできるだけ排してコラム風の分かりやすい解説となっています。初めてラテン語に触れる人にはいいかもしれません。ただ紙面の制約もあって、どうしても内容が入門書の「圧縮版」のようで詰め込みすぎの感が否めません。もう少しローマ文化を前面に押し出せばよかったかもしれませんね。たとえば、ローマ女性の名前が自分の生家の氏族名の女性化(Marius家→Maria)というワンパターンしかなかったとか…🧐2023/01/14

ロッキー

16
ラテン語の扉を叩く前に読むような本。単語が男性、女性、中性に変化してくるあたりから、ん?って感じですが、そういえば知っているラテン語を思い出した thermae Romae あ~、ようやく親しみを覚えてきた。ちなみにRomaeは場所を表す専用の形のようです。ローマ人の物語を読んでいるのでカエサルの名言 Veni,Vidi,Vici.(見た、来た、勝った)とかjacta alea est.(賽は投げられた)なんて出てきてより興味が湧いてきます。ちなみにラテン語の発音はローマ字読みでいけるので平たい顔族には 2012/02/08

ナハチガル

13
再読。たしか『ダーリンは外国人』シリーズのどれかだったと思うが、「日本の語学番組は日本語が多すぎてあまり勉強にならない」というようなことが書かれていたのを思い出す。難しい文法は極力避け、読みやすく分かりやすくして読者の興味を持続させる、というのも外国語教授法の進歩なのだろうけど、読者が楽になるということは、鍛われることもないということでもある。難しい問題だ。わしが学生の頃は、動詞の変化形数十個を暗誦させられていたものじゃぞ、っておっさんみたいなことを言いたくもなる。入門書としてはすばらしいんですけど。A+2017/05/21

oDaDa

8
世界史を教えるものとして、せめて齧っておく必要を感じたことから。やはり、ラテン語はヨーロッパ世界の根源的な言語だ。理想として、英語と並行してラテン語を教養として学んではどうか。妄想はさておき、ラテン語は非常に変化が多い言語である。名詞、形容詞、動詞、数字に至っても、時勢、単数複数、男性女性中性で変化する。日本語では文脈をしっかり掴んでいくこと以外に動詞の主語を特定する方法はないため、文章の内容が自分の読解力を越えていたらそこまでであるため、ある意味わかりやすくていいが、初学者には高き壁であろう。例えば、i2014/09/23

Gamemaker_K

7
思ったよりも難しくはなさそうだが、めんどくさい言語だよな。ただその「めんどくさい」にも理由があるということもなんとなくわかる。今使われている言語にも語が複雑に変化するものがあるけどさ、その国の「国文法」の授業って生徒も先生もどっちも大変なんだろうねきっと。・・・年末年始休みの間に今年の「生活方針」を検討したのだが、読書については「今年も肩の力を抜いた読書を心がける」にしようかな。2019/01/04

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