出版社内容情報
アーサー王と円卓の騎士に代表される騎士道神話が生まれた背景――封建社会において、騎士はあこがれの対象であった。かくも人気を集めた「騎士身分」とは何だったのか? 本書は、中世フランスの騎士の実態およびその成立の過程を、文学作品などで例証しながら詳述している。訳者による解説索引付。
内容説明
アーサー王と円卓の騎士に代表される騎士道神話が生まれた背景―封建社会において、騎士はあこがれの対象であった。かくも人気を集めた「騎士身分」とは何だったのか?本書は、中世フランスの騎士の実態およびその成立の過程を、文学作品等で例証しながら詳述している。訳者による解説索引付。
目次
第1章 騎士身分は社会階級か?
第2章 騎士身分、エリート騎兵層
第3章 戦争と騎馬槍試合
第4章 公教会、戦争、戦士
第5章 騎士叙任式
第6章 騎士制度の世俗的価値
第7章 騎士身分の神話と装飾
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水無月十六(ニール・フィレル)
5
中世フランスの「騎士」について、文学作品や史料に基づきながらそもそも「騎士身分」とはどういう存在だったのかという視点から紐解く本。漠然としたイメージはあるが、そもそも騎士とはどういうものなのかはよくわかっていなかったので、それを知るための走りとしてはちょうど良い内容だった。より深めるために気になった言葉の類書を読むなどしていくとより楽しいだろう。2022/04/20
hajimemasite
4
包括的に中世フランスの騎士の各側面を描いている。軍事的な側面において新しい知見はなかったものの、戦争以外の要素も持つ、騎士という戦士階級から見た戦争の比重などを確認するのには良い読書だった。あと、手元にあると、逆引きとして便利そうな本ではある。2017/07/08
六点
2
騎士は職業として発生し、身分、階級となっていったということで、その変化は優れて時代の要請によるものであるのが理解できる。本邦において軍記がたりが武士に対して如何なる影響を与えたか興味が広がってしまった。アカン!積読が増えてまうっ!2014/12/11
陽香
1
199808102014/10/16
ユーディット
0
クセジュは基本的にレベルが高い。かの有名なGデュビーの弟子だけある2010/09/05
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