出版社内容情報
火刑、水刑、絞首刑、ギロチン、銃殺、電気椅子、致死量の毒物注射……。「見せしめ」としての死刑が執行されつづける一方、世界中で死刑は廃止に向かっている。本書は、古代から現代までの死刑制度の歴史と現況を、わかりやすく解説する。死刑制度の存廃問題や精神鑑定の問題を考えるための必読書。
目次
第1部 遍在する死刑―起源から十八世紀まで(古代;中世;絶対王政)
第2部 死刑廃止に向けて(十八世紀の人道主義的啓蒙思想;十九世紀の死刑廃止運動;大戦間期における死刑の反撃;現代世界における死刑)