出版社内容情報
インドは文学的な秘教が結晶する架空の場所であり、いわばアリバイである。古くから、西欧の多くの文学者・哲学者がインドの文学から啓示を得ており、本書は、西欧に霊性を与えつづけてきたインドの文学の起源と来歴を、多言語国家という文化的基盤を踏まえながら概説している。巻末に年表、索引を付した。
目次
第1部 サンスクリット語の文学(ヴェーダと二大叙事詩;美文学;学術文献;仏教文献とジャイナ教文献)
第2部 中期インド語の文学
第3部 ドラヴィダ語の文学
第4部 近代インド・アリアン語の文学