出版社内容情報
「人間は死後どうなるのか」という問いは、人類がいだきつづけてきた最大の疑問の一つであろう。本書は先史時代から現代まで、神学者、哲学者、芸術家たちが「死後の世界」をどのように考えてきたかを系統的に紹介し、この深遠な問題に対して「死後の生存」という一種の哲学的解答をあたえようと試みる。
内容説明
「人間は死後どうなるのか」という問いは、人類がいだきつづけてきた疑問の一つであろう。本書は先史時代から現代まで、神学者、哲学者、芸術家たちが、「死後の世界」をどのように考えていたかを系統的に紹介し、この深遠な問題に「死後の生存」という一種の哲学的解釈を引きだそうと試みる。
目次
第1章 否定的態度
第2章 先史時代および原始人、ケルト人、ゲルマン人、北欧人にみられる死後の世界
第3章 地中海岸の諸文明
第4章 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
第5章 インド、中国、日本
第6章 哲学的諸観念(古代から現代まで)
第7章 近代の「科学的」研究
第8章 哲学的結論の大略
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たなしん
1
西洋の宗教から東洋の宗教まで古代の人々の生死観を追い、さらに哲学的な知見からはどのようにこの問題を解説してきたのか、そして現代において哲学は科学は心理学はいかなる思索を繰り返してきたのか――神秘主義に陥りがちである問題を哲学に回収するための「批判書」であることを期待して読んで行ったけれども、結論は「死後の世界はあるんです」………??? ごめんなさい私には百年早かったようです。2012/04/05
しもやま
0
網羅的に各地・各時代の死生観が書いてある。 あとがき、前書きの意味がよくわからなかったが、近代的ニヒリズムの絶対性は揺らぐだろう2017/05/15
-
- 和書
- 予言された世界