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農業再建―真価問われる日本の農政

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000018203
  • NDC分類 611.1
  • Cコード C0061

出版社内容情報

日本の食料事情、農政の歴史、農業の現状について正しい情報を提示する。その上で持続可能な農業に向けての再建策、経営安定のための担い手支援策、農地制度の公正な運用、農業の多面機能を盛り込んだ農政を構想する。

内容説明

食料自給率を引き上げる政府目標に逆行して、日本の食料自給率は40%台を割り込んだ。今こそ、持続的で実効性のある農業政策を冷静にデザインすることが求められている。農業に対する考え方は農業者・食品産業界・消費者・納税者で異なるため、複眼的な観点からバランスのよい合意を得ていくことが、政策デザインの前提となる。グローバリゼーションへの対応やモンスーンアジアの一員としての特性など、国際社会におけるポジションを踏まえながら、主体的に日本の農業の問題を考えることも大切だ。食料と農業の歴史、農政改革の争点、農村社会の価値について、読者に考える素材を提供し、日本農業の行方と農政の方向を展望する。

目次

序章 岐路に立つ農業・農政
第1章 食生活の変化と食料自給率
第2章 フードシステムの高度化と食生活
第3章 経済成長と農業の適応
第4章 水田農業の再建を目指して
第5章 農地制度改革の理念と方法
第6章 次代に引き継ぐ農業・農村の価値
終章 食料・農業と農政のゆくえ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪華

3
日本農業の問題を政策面(迷走具合)や今後の方策等について中間的な視点から論じています。農業事情に詳しくない人でもわかるよう丁寧に書かれています。勿論、専門書である以上多少の理解が難しい点はあります。//同著者の日本農業の真実(ちくま新書、2011)にこの本の内容+αでデータも新しくなっているため機会あれば読んでみてください。2013/04/05

烏龍茶

1
現在の日本農業が解決すべき問題を多岐にわたって解説した本。初めて触れる僕のような人間にもわかるように高度経済成長期から現代までを流れる諸問題をどういう過程でそこに至ったのか、またそれまでに実行された解決を目的とした政策の解説、農業従事者の取り組みなどを書いている。解説が詳細なので難しいが、農業が抱えている問題点については首尾一貫して繰り返し述べられているのでわかりやすい。2012/07/19

くらぴい

0
日本の農業を総攬するのにとてもいい本でした。農業が丁寧な作業でなり立っていて、専業から兼業、そして資本化されていく過程もわかりました。2011/08/07

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