出版社内容情報
活版印刷発明以来、書物は人類の精神文化の象徴の地位を保っている。本書は書物の起源から最新のマイクロフィルムやマイクロカードにいたるまで、古今東西の書物の全歴史をたどり、印刷、装幀、挿絵、出版、販売、普及など、書物に関するあらゆる問題を細大もらさずに解説する。特に中世、近代に詳しい。
内容説明
グーテンベルクの活版印刷術発明以来およそ500年、映画、ラジオ、テレビなどの発達普及によって、書物は未だかつてない大きな危機にさらされている。本書は小冊子ながら書物の歴史をその起源から説き起し、最新のマイクロフィルムやカードに至るまでの東西古今の全歴史を一望の下に収めた驚くべき本である。
目次
第1章 書物の起源、古代の書物
第2章 中世の書物
第3章 15世紀から1789年までの刊本
第4章 近代の書物(1789年以後)
第5章 書物の将来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青色
1
図書館本。やっぱり古さは否定できないかな。20年以上前じゃ仕方ない。本=商品・もの、と考えていたので芸術と捉えるのは新鮮(挿絵・装丁など)。本が、印刷・出版されるものとして、流通されるものとしての視点はあるけど消費されるものとしてはない印象。読者・読書行為の不在?現在の問題関心はむしろ読者の方にありそう。時代差を感じる。2015/10/30
Shun'ichiro AKIKUSA
0
結構いい本だったような。2016/09/02
( ̄∀ ̄)
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羊皮紙だけではなくて子牛皮紙とかあるんだってね。で、ヴェラムとか呼ばれてた。 ちなみに羊とか山羊の羊皮紙はメンブラナとか呼ばれてた。2013/02/08
工具漢
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書物はどいういうものか?そもそも起源は?最古の書物とは?そういった根本から書物の歴史が楽しめました。印刷技術やかつて盛んだった写本工房の話のくだりが面白いな。2009/10/28