出版社内容情報
初の「平民」首相として、本格的政党内閣を率いた原敬。戊辰戦争で敗れた盛岡藩出身の原は苦学を重ね、新聞記者から外務省入省、次官まで栄進する。その後、伊藤博文の政友会に参加、政治家の道を歩む。大正政変、米騒動など民意高揚の中、閣僚を経て党の看板として藩閥と時に敵対、時に妥協し改革を主導。首相就任後、未来を見据えた改革途上で凶刃に倒れた。独裁的、権威的と評されるリアリスト原の軌跡とその真意を描く。
内容説明
初の「平民」首相として、本格的政党内閣を率いた原敬。戊辰戦争で敗れた盛岡藩出身の原は苦学を重ね、新聞記者を経て外務省入省、次官まで栄進する。その後、伊藤博文の政友会に参加、政治家の道を歩む。大正政変、米騒動など民意高揚の中、閣僚を経て党の看板として藩閥と時に敵対、時に妥協し改革を主導。首相就任後、未来を見据えた改革途上で凶刃に倒れた。独裁的、権威的と評されるリアリスト原の軌跡とその真意を描く。
目次
第1章 明治維新後の新時代―激変のなかを生きる
第2章 興隆期の官界中枢へ―建設と発展のために
第3章 政界再編、政治への参画―立憲政治の始動
第4章 政権への接近―桂園体制の七年間
第5章 大正デモクラシーの時代―政界トップへの道
第6章 近代日本の政党政治確立へ―第一次世界大戦後
おわりに―原敬が遺したもの
著者等紹介
清水唯一朗[シミズユイチロウ]
1974年長野県生まれ。99年慶應義塾大学法学部政治学科卒。2003年慶應義塾大学大学院法学研究科単位取得、退学。05年博士(法学)。東京大学先端科学技術センター特任助手などを経て、07年慶應義塾大学総合政策学部専任講師、准教授を経て、17年より同教授。専攻/日本政治外交史。オーラル・ヒストリー。著書に『近代日本の官僚』(中公新書、2013年。日本公共政策学会賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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