出版社内容情報
ゴール=ローマ時代のラテン語文学から説きおこし、聖者伝、武勲詩、騎士道物語が開花する様子、ルネサンス前夜まで、中世文学の全貌を描き出した決定版。文学と当時の政治・社会・文化状況を照応させ、その有機的な関係を示す時代区分を採用し、従来の論争にも見解を加えて解説した。索引・参考文献収録。
目次
第1章 古代―フランスにおけるフランス語以前の文学
第2章 英雄の世紀(1050‐1150)
第3章 宮廷文学の世紀(1150‐1240)
第4章 スコラ学の世紀(1240‐1340)
第5章 教化文学の世紀(1340‐1440)
第6章 中世町民階級の時代(1440‐1500)
結論 中世とルネサンス