出版社内容情報
十六~十七世紀に支配的であった古典主義に反対して起こったロマン主義は、外国文学に範を仰ぎつつ、フランス近代文学を準備していった。ロマン主義の詩、演劇、小説、哲学などの展開を、比較文学の視点を取り入れながら、後の写実主義・象徴主義との関係にも言及して概説した。人名索引・参考文献収録。
目次
第1章 前ロマン主義
第2章 セナークルと理論
第3章 ロマン主義の詩歌
第4章 ロマン主義の演劇
第5章 ロマン主義の小説
第6章 ロマン主義の歴史と批評
第7章 ロマン主義の哲学と道徳
第8章 形式の更新