出版社内容情報
第二次大戦でフランスは最終的には戦勝国となった。だが実際には開戦直後、ヒトラーのドイツに敗れ、四年余りドイツ軍の占領下に置かれていた。その間パリはじめ全土で占領軍への抵抗と協力という相反する動きがさまざまな形で展開された。本書はその時代のフランスの実態を浮彫りにした。
目次
第1章 ドイツ軍フランス占領の諸条件
第2章 占領の仕組み
第3章 ドイツによるフランス支配体制
第4章 財政的な圧迫
第5章 経済的掠奪
第6章 警察力による弾圧
第7章 ナチの残虐行為
第8章 フランス人の日常生活