出版社内容情報
著名な作家と、その最も代表的な作品に重点をおきつつスペイン文学を鳥瞰した通史。スペイン文学がルネサンス以降、近代ヨーロッパ文学、ことに小説と戯曲の発展に寄与してきた過程に焦点をしぼり、内実豊かなスペイン文学を概説する。カタルーニャ語による文学の一章を加えてより完全を期す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
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「騎士道小説は16世紀を通じて繁栄をつづける…新しい騎士道の英雄が現れては人間や魔法師を相手に戦った。これらの物語の人気があまりにも勢いを得たために道学者たちは今さら驚いてこの読者の頭を狂わせる馬鹿げた出発物に対して聖戦を開くことをすすめるに至った」「グラシヤンはケベードを思わせるし事実その後を継承している。彼の著作にはいずれも骨を折って彫琢したもので奇想主義の前衛に列している…ショペンハウエルは彼の作品に特殊な愛着を示していた」2014/08/10
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