文春文庫
サバイバー・ミッション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 401p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167734015
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

20XX年、警視庁刑事部犯罪捜査支援室の女性捜査官・麻生利津は猟奇的な連続首狩り殺人の捜査を命じられる。犯人は、人間の衝動を分析する心理テストで使われるカードを現場に残す奇妙な行動をとっていた!彼女の捜査を助けるのは、史上最強の人工知能、ドクター・キシモト。サイコ・サスペンスの決定版登場。

著者等紹介

小笠原慧[オガサワラケイ]
1960年、香川県生まれ。本名・岡田尊司。東京大学文学部哲学科中退、京都大学医学部卒業。医学博士。現役の精神科医でもある。作品に、第20回横溝正史賞正賞を受賞した『DZ』など。また、本名での著書も多数ある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

45
サイコ・サスペンスということで、ミステリー要素とSF要素が絡んでいて面白かったです。多少違和感は感じましたが。2021/01/23

R2

8
「私は対話型の知的エージェントだ」三次元ホログラフィーのドクター・キシモト。ロボットってことでSFなのに、対話型ってところがすごく人間的。物語では、主人公の利津は犯罪者を追っている。警察官だからこそ犯罪者が誰なのか、何故犯罪を犯したのかこと細かく調べている。その「犯罪者のことを知りたい」って感情が、恋人の相手を知りたいって気持ちに似ていると思った。ただのホログラムのドクター・キシモトのことだって、過去が有ればどんな人なのか知りたい。その人の過去(生い立ち)って大事だな。2016/04/06

ENAK

2
『DZ』が結構面白かったように記憶していたので、二冊目の小笠原作品。う~ん…読み難かった。“精神は単一ではなく、編縁欲求と確信欲求が絡まりあい、葛藤し合う、内部闘争的プロセスであるとみなされる。このダイナミズムを…(以下省略)”こんな風にちょいちょい難しい箇所があるんだけど、理解出来ないのって私だけなんだろうか?(そう言えば『DZ』もそんなカンジだった気もする。)つまらなくはないけど、頑張って読了した努力が報われる程の面白さはなかった。解説に『羊たちの沈黙』との記述があったが「あ~!確かに」と同意。2014/02/20

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1
どう収束するのかと思いながら読んでいたら思わぬ結末に。リアリティのある細かな描写が、この作者の魅力。しかし、渋井は国家権力が黒幕だとミスリードさせる為に殺したんだろうが、真犯人にはできないだろうし、無理が生じてるな。2015/01/03

月守青蓮

1
首切り死体や脳みそが出てても平気でないとまず読めないかな。この作品はサイコサスペンスとSF(近未来の話)が混じった内容だった。この作品の後に「タロットの迷宮」があるけど、やっぱり巻数通りに読んだほうがいいだろう。個人的に名コンビだと思う。2009/06/09

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