出版社内容情報
全身の運動機能が侵され、話すことも手足を動かすことも、息をすることすらもできなくなったALS患者が、「神様がたったひとつ残してくれた」まぶたの動きを感知する特殊ワープロを使って、夫や医師や友人の絶大な協力のもと、数10万回のまばたきを繰り返しながら生きる喜びをつづった感動の手記。
内容説明
全身の運動機能が冒される難病に立ち向かい、わずかに残されたまばたきの力によって特殊なワープロを操作しながら発信する生きることへの感謝と希望。
目次
命を大切に生きたい
1 一日に一本ずつ、指の力が抜けていく―発病
2 生きるんだ、生きなくてはだめだ―入院
3 もっとことばを―目で打つワープロの導入
4 毎日が死と隣り合わせ―病院生活
5 やっぱり家はいい―帰宅と外出の日々
6 みなさん、がんばりましょう―日本ALS協会大分県支部の結成
7 お元気ですか―ワープロでの交流
8 踊りを生きがいとして―日舞と私
9 今年もツバメがやってきた―NHK取材と放映
10 ゆきちゃん、おはよう―姪が来てくれた