出版社内容情報
ラブレーと並ぶ知的巨人の集大成。「それは沢山の知識でもなく、高遠な哲学でもない。唯、もっぱら健康と幸福とを我々に与える。フロベールは言っている。《面白半分にでもなく、学者ぶってでもなく、ただひたすら現世をよく生きるためにこの本をお読みなさい》と。（関根秀雄）」
内容説明
人間の本性に慈愛に満ちた、しかし鋭い省察を加えた、真理探究の「永遠の名著」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
荏苒 ｂｙｎ
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訳者の1985年の前書きで、95年刊、5次の改訳、縮刷版とて、辞典のような一巻本。最近の婉曲な訳より、昭和の未だ自由な言葉遣いでストレート。エセーは４人の日本人訳本が有るが、読み比べると、違う発見もある。一方では名言になってたりとか。関根訳の特徴は、個別注釈は無く、他本と違う時代解説的な注。モンテーニュを長年多角的に研究している。老子との相似があるというが、ピンと来ない。最新関根訳は、2014年国書刊行会の版。 2018/10/25
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