出版社内容情報
子宮筋腫とは、子宮にできる良性の腫瘍。ごく小さな腫瘍を含めると、成人女性の30%にあるといわれるほど、ポピュラーな病気です。子宮筋腫であることがわかると、子宮をとらなくてはならないのか、どのくらい生活に影響があるのかなど、心配になるでしょう。本書は、腹腔鏡手術のエキスパートである著者が、子宮筋腫の最新治療と、自分にとって最適な治療を選ぶための情報を、ステップをおって説明しています。筋腫がどんな状態になったら手術が必要か、筋腫をとるだけでいいのか、子宮をとらなくてはならないのか、といった疑問に丁寧に答えています。内容】1章・子宮筋腫について ●子宮の構造●筋腫のメカニズム●筋腫の種類●間違えやすい病気 2章・診断、検査の流れ ●内診について●経膣超音波検査●MRI●子宮鏡検査●子宮卵管造影検査●血液検査●経過観察 3章・治療法の選び方 ●子宮筋腫核出術●子宮全摘出術●腹腔鏡手術●開腹手術●子宮鏡下手術●膣式手術●UAE●薬物療法 4章・子宮筋腫と不妊の関係 ●不妊のための筋腫治療●腹腔鏡手術の効果について●筋腫があって妊娠してしまったら 5章・セルフケア ●食事のケア●薬の副作用●手術後の体の変化
目次
1 子宮筋腫ってどんな病気(子宮の仕組みを知る;筋腫の状態を知る ほか)
2 病院で行う検査(診断確定までの検査の流れ;婦人科を受診するときのポイント ほか)
3 子宮筋腫の治療法を選ぶ(子宮筋腫の治療法にはどのようなものがあるのか;人生プランの中で納得して治療法を選ぶ ほか)
4 子宮筋腫と妊娠・出産(子宮筋腫は不妊に影響する?;妊娠を希望する人の筋腫治療 ほか)
5 術後のケアとセルフケア(術後のケア(体調に気を配る;社会復帰まで体を慣らす;性生活のケア;再発について)
毎日のケア(食事のアドバイス;薬の副作用を少なくする工夫;症状をやわらげる漢方薬;半身浴・エクササイズ・ツボ) ほか)
著者等紹介
武内裕之[タケウチヒロユキ]
順天堂大学医学部附属順天堂医院産婦人科助教授。1984年、順天堂大学医学部卒業。専門は内殖内分泌、不妊症、子宮内膜症、子宮筋腫、婦人内視鏡手術。400回近く、子宮筋腫の腹腔鏡手術を行う
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 高句麗・渤海の考古と歴史