内容説明
両親とともに夢の国ミグク＝アメリカへ移住した韓国人少女ヨンジュ。だが彼女を待っていたのは、とまどいと、きびしい試練だった。最もすぐれたヤングアダルト小説に贈られる全米図書館協会プリンツ賞受賞。
著者等紹介
アン・ナ［アンナ］
アン・ナは韓国で生まれ、カリフォルニア州サンディエゴで育つ。アマースト・カレッジを卒業後、ノーウィッチ大学で美学修士号取得。現在はカリフォルニアとヴァーモントに居住。『天国までもう一歩』でデビュー
代田亜香子［ダイタアカコ］
立教大学英米文学科卒
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感想・レビュー
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星落秋風五丈原
2
すぐ近くに見えるのに、手が届かない天国。 振り返ればそれとはほど遠い自分の生活がある。 何度もそんな思いをしていると、「一歩を埋めたい」という熱意は 次第に「どうせ届くはずがない」という諦めに変わってゆく。 「もう天国など見ていたくもない」と後ろを向く人だっている。ヨンジュの両親は自分達の認識が甘かった事を痛感します。 でもそこからの行動は、全く違っていました。 ヨンジュの素直な瞳から見た家族の姿に仮託して描ききった本書を とても清々しい気持ちで読み終えることができた。 2005/11/18
Tomo★
1
韓国からアメリカに行き、アメリカンドリームを掴もうとする一家。しかし、現実は、そう甘くはなく、貧しい生活にあえぐ日々。しかし、貧しさの中でも、生き抜く力強さが伝わってきました。2016/11/09
るか
0
主人公がけなげ。母の愛を感じます。2009/09/12
