出版社内容情報
フランス革命後の混乱のなか、リエージュの三人の若者がナポリに向けて旅立つ。そこは繁栄と貧困、光と闇、生命と死、真実と虚偽の渦巻く、限りなく深い謎に包まれたバロックの世界。
内容説明
舞台はナポリ、寡黙で美しい少女と若者の恋を幾重にも取り巻く不可思議な事件。甘く優しい小鳥のさえずりとともに、世にも悲しい物語が始まる。
著者等紹介
村松真理子［ムラマツマリコ］
１９６３年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程、ボローニャ大学大学院博士課程修了。イタリア文学専攻。ミラノ、ボッコーニ大学講師。著訳書にパオラ・カプリオーロ『エウラリア鏡の迷宮』（白水社、１９９３年）、『Ｍｉｙａｚａｗａ Ｋｅｎｊｉ，ｌｌ ｖｉｏｌｏｎｃｅｌｌｉｓｔａ Ｇｏｓｈｕ ｅ ａｌｔｒｉ ｒａｃｃｏｎｔｉ』（Ｌａ Ｖｉｔａ Ｆｅｌｉｃｅ，１９９６年）、『Ｍａｔｓｕｏ Ｂａｓｈｏ，Ｐｏｅｓｉｅ．ｈａｉｋｕ ｅ ｓｃｒｉｔｔｉ ｐｏｅｔｉｃｉ』（Ｌａ Ｖｉｔａ Ｆｅｌｉｃｅ，１９９６年）、『ｌｌ ｂｕｏｎ ｓｕｄｄｉｔｏ ｄｅｌ Ｍｉｋａｄｏ．Ｄ’Ａｎｎｕｎｚｉｏ ｊａｐｏｎｉｓａｎｔ』（Ａｒｃｈｉｔｏ，１９９６年）ほか
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