出版社内容情報
グリム兄弟自身によって書き替えられる前の「初版」には、読むものの心をゆさぶる「物語の力」があふれている。30数話を厳選し、当時の画家たちによって描かれた素敵な挿し絵(カラー多数)とともに贈る贅沢な1冊。
内容説明
マスコミ各紙で大絶賛のベストセラー『初版グリム童話集』(全4巻)から選りすぐりの36話を素敵な挿し絵とともに贈る、贅沢な一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
sk4
73
本当は、何週間か前に読んでレビュー書くつもりなかったんですが、今、情熱大陸で浅井リョウを見てて思ったことがあったんで。 グリム兄弟がグリム童話を書いた動機は、昔話をなるべくそのままの形で伝えてゆきたいというものであったのだそうです。しかし増版を重ねるうちに、子供に聞かせられない、などと特に母親らに言われたために相当変更されてしまった。 だからグリム童話は初版こそが大切であるという意見があります。 小説家も出版社に配慮して書きたいことを曲げることがあるんだろうか。番組で浅井氏が頭を抱える場面が印象的でした。2013/07/15
がらくたどん
56
青柳さんの噂の名探偵赤ずきんちゃんを読みながら。『初版グリム童話集』という四巻揃いの素敵な全集があるのだが手持ちの本書はそのダイジェスト。日本で良く知られているお話を中心に初版でしか読めない物語も7話収録なので手軽だが便利。第2版以降に付けられた扉絵も結構充実しており眺めても楽しい一冊。子棄て・子殺し・近親相姦・無邪気な暴力とグリム=残酷の掘り起こしが一時期流行したが18・19世紀までの社会の実相を寓話に乗せ清濁併せて伝える「昔語り」の姿が大変に面白い。初版限定の「子どもたちが屠殺ごっこをした話」は衝撃♪2025/01/24
❁Lei❁
30
有名なお話から、初版でしか読めないマイナーなお話まで収録されていて、大満足な一冊でした。ディズニー映画で有名なお話は、元がどのようなお話で、どう改変されたのかが知れて興味深かったです。また、良い人と悪い人の対比など、日本の昔話と共通するようなお話もあり驚きました。他には因果関係なく突飛なお話などもありました。このような「よく分からなさ」が昔話の面白さなのかなと思いました。実際、本の分厚さを感じないほど、あっという間に読み終えてしまいました。2019/12/21
ホレイシア
17
きょう入手したばかりなので、お話はまだ二つ読んだだけだが、面白い。また、下でひびの様が書いておられるように、昔の挿絵がたくさん入っていてグッド。友人のまだ小さい子どもたちに時々読み聞かせをするのだが、こういう怖い話を読んでやるのが楽しいのだ♪心のどこかに残っていて、大きくなって改めてこういうものを読んでくれるようになるといいな。2009/07/15
みよちゃん
15
初版本に挿し絵があり、面白く読めた。白雪姫のお母さんは、そのままで実の娘を殺そうとするし、千匹皮は実の父親と結婚するし、美女と野獣のような「夏の庭と冬の庭」など他のグリム童話ではあまり聞かないものがあり、版を重ねるごとに違う様になっている経緯が解り、興味が益々湧いて来た。読み較べるともっと面白いのかもしてない。2017/10/25




