出版社内容情報
ぼくらは互いに相手の体を求めていて、それだけの関係だった。「ぼく」とジャックとディーン、三人の青年たちの激しく熱い愛憎とセックスを赤裸々に描写した『ソドミー』をはじめ、NYゲイ・カルチャーの顔役として、ジュネと比肩される破戒のゲイ作家が物語る、知性と卑猥が絡みあう短篇集。
内容説明
三人の青年たちの激しく熱い愛憎とセックスを赤裸に描写した「ソドミー」をはじめ、N.Y.ゲイ・カルチャーの新星としてジュネと比肩される、鬼才ゲイ作家のハードコアな短編集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark.jr
2
シカゴでもロサンゼルスでもない、当時のニューヨークのアンダーグラウンドシーンならではの猟奇的な狂気が真空パックされた一冊。2025/06/03
頭飴
2
混沌×不明瞭。13編の短編が収録。どれもが混沌として理性的に読み取れる話ではなかった。二日酔いの朝に酒を飲みながら書いたらこんな話が作れるのではないかと思った。 物語として楽しめたのは1編だけ。2人の男性の間で揺れ動く同性愛男性を書いた「ソドミー」くらいが話として成立していた。 他短編はどれもしっちゃかめっちゃかで、例えるなら感性に従って撮影したフランス映画のようであった。 作品紹介やあらすじに書かれている内容と本書の内容は結構と違っていたと認識。2023/01/02
まっきaka谷林
0
「〈ミッキー・マウス・クラブ〉万歳」が怪作。2016/09/19