出版社内容情報
文学を手がかりにしてフランス中世社会を理解しようとした試み。文学創造に携わった人びとの生活、作品の伝播・拡散および享受に関わった人々の実態とその形態、作品のなかの主人公たちが代表する社会階層など、「文学を取り巻く状況」に焦点をあてた「文学より見たフランス中世文明の案内書」。
内容説明
文学を手がかりにしてフランス中世社会を理解しようとした試み。文学創造に携わった人びとの生活、作品の伝播・拡散および享受に関わった人びとの実態とその形態、作品のなかの主人公たちが代表する社会階層など、「文学を取り巻く状況」に焦点をあてた「文学より見たフランス中世文明の案内書」。
目次
第１部 宇宙・社会・世界観
第２部 知識人の典型
第３部 文学と社会
第４部 学者起源と民衆起源
第５部 伝統的形式と新しい流れ
中世のユマニスム
付録 中世作品の校訂
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
刳森伸一
0
フランスの中世文学から見える中世の文化を辿る文化と文学の書。初学者向けの本だが、元はフランス人を対象にしたものであり、訳注もほぼないことから、全くの初心者に向いているわけではない。ただ、中世文学を読む上での注意点など興味深い記述に満ちている。2020/08/10
