内容説明
過去は清算されたか。戦後ドイツに広くみられる〈犯人たちとの大いなる和解〉を指弾し、過去の克服を通じて〈人間としての方向性〉を探る衝撃的な力作。〈日本問題〉を考える上でも好適である。
目次
「他の連中だって罪を犯したのだ」
ドイツ帝国1871‐1945への訣別
レジスタンスとその敵対者
基礎―犯人たちとの大いなる和解
国防軍と戦争―神聖なるもの―ヒトラー・ドイツの主たる犯罪について
倒錯した反共主義
指令された反ファシズム
万歳、万歳、万歳!
シュトラウスと義務的民主主義者
集団責任?集団無実?集団羞恥?
ちなみに「ドイツ難民憲章」
反過激主義とテロリズム―主たる危険
ケリをつける試み
ドイツ人であることの重荷について
-
- 和書
- 奸婦にあらず 角川文庫