ホモ・ソビエティクス―機械と歯車

ホモ・ソビエティクス―機械と歯車

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  • サイズ B6判/ページ数 391,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784560040126
  • NDC分類 302.38

内容説明

新たな社会の建設をめざして進められる、新しい人間ホモ・ソビエティクスの創造―社会制度から、教育、文化、言語にまで及ぶこのかつてない変革を解明した本書は共通する現象が今日、非社会主義国にもひそかに進行しつつあることを示唆することで、通常のソビエト論を越えた深い問題を投げかける。

目次

第1部 目標(実験のはじまり;肖像の素描;わたしはホモ・ソビエティクスだ)第
第2部 路線(幼児化;時間の国有化;イデオロギー化―大審問官の3つの武器;全体主義)
第3部 道具立て(恐れ;勤労;腐敗;教育;文化;言葉)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょっかん

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ソ連において、人間であるホモ・サピエンスを新人間であるホモ・ソビエティクスにする試みを記述した本。本書は従来の人間関係から個人を原子化し、国家のみの関係にするための過程と「道具」を分析しているとされる。ソビエト研究の人間的側面に注目しており、主に文学の引用が多いように感じた。マルクス主義は弁証法的手法によるところが大きいと最近分かったのだが、ソ連はかなり弁証法的論理に従っていたことがわかる。本書の言語の節はとりわけ興味深かった。2018/12/16

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