出版社内容情報
ここに登場するドナテルロ、ブルネルレスキ、ギベルティ等の生涯を縦横に語った本書は単なる列伝ではない。彼らの息づかいを伝える興味深い逸話がふんだんに盛りこまれた筆づかいによって、美術研究の貴重な文献であるばかりでなく、一級の文学作品になっている。関連図版多数収録。 既刊＝『ルネサンス画人伝』『続ルネサンス画人伝』
内容説明
１６世紀イタリアにおいてきわめて大きな影響力をもち、自ら建築家・彫刻家であったヴァザーリが、イタリア・ルネサンスを代表する芸術家の生涯を描いた「列伝」、既刊『ルネサンス画人伝』に続き、本書ではドナテルロ、ブルネルレスキ、ギベルティ、アルベルティ、ヴェルロっキオ、ブラマンテ等、２４人の彫刻家・建築家の生態が、イタリアの短篇物語さながらの面白い逸話をふんだんに盛り込んで語られ、その息づかいを伝える。図版多数収録。
目次
アルノルフォ・ディ・カンビオ
ニコラおよびジョヴァンニ・ピサーノ
アンドレーア・ピサーノ
アンドレーア・オルカーニャ
ヤーコポ・デルラ・クエルチャ
ルーカ・デルラ・ロッビア
ロレンツォ・ギベルティ
ブルネルレスキ
ナンニ・ディ・バンコ
ドナテルロ
ミケロッツォ・ミケロッツィ
アントーニオおよびベルナルド・ロッセルリーノ
フィラレーテ
ベネデット・ダ・マイアーノ
アルベルティ
アジデーリオ・ダ・セッティニャーノ
ミーノ・ダ・フィエーゾレ
ヴェルロッキオ
フランチェスコ・ディ・ジョルジョ
ブラマンテ
ジュリアーノおよびアントーニオ・ダ・サンガルロ
アントーニオ・ダ・サンガルロ・イル・ジョーヴァネ
ヤーコポ・サンソヴィーノ
レオーネ・レオーニ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
めぐみこ
2
ジョルジョ・ヴァザーリ『画家・彫刻家・建築家列伝』第２版より、代表的な彫刻家と建築家をピックアップ。…といっても、ほとんど初めて見聞きする人だった。流石にドナテッロくらいは知っていたけれど。サンタ・マーリア・デル・フィオーレ大聖堂の出来てゆく様子や権力者の移り変わりなどが窺えるのが面白かった。彩陶彫刻がどんなのか気になる。色々な作品が出てくるので、是非実物を見たくなる。2020/02/05
