ルネサンスの画家ポントルモの日記 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560038833
  • NDC分類 723.37
  • Cコード C0071

出版社内容情報

毎日の天気、日々の献立等が驚くほど詳細に語られた日記。当時の市井の人々の生活を知る上での貴重な資料である。

内容説明

毎日の天気、部屋代の支払い、友人との交流、日々の献立、そして創作への思いが綴られた一級資料。ポントルモの生涯と芸術についての詳細な解説付き。

目次

ポントルモの日記
ベネデット・ヴァルキへの返書
ポントルモ人と芸術(ポントルモの生涯と作品;ポントルモの生きた十六世紀のフィレンツェ;ポントルモの芸術とマニエリスム;ポントルモの『日記』について)

著者等紹介

中嶋浩郎[ナカジマヒロオ]
1951年長野県生まれ。東京大学教育学部卒業。フィレンツェ大学に留学、美術史を専攻。現在フィレンツェ大学文学部日本語学科講師。主な著書:『素顔のフィレンツェ案内』(白水社)。主な訳書:仕事ばんざい―ランベルト君の従弟日記』(中央公論社)ステファノ・ベンニ『聖女チェレステ団の悪童』(集英社)

宮下孝晴[ミヤシタタカハル]
1949年東京生まれ。東京学芸大学卒業。フィレンツェ美術学院彫刻科を経てフィレンツェ大学美術史科卒業。現在は金沢大学教育学部教授。専攻はイタリアの中世・ルネサンス美術史。主な著書:『イタリア美術鑑賞紀行』(全7巻、美術出版社)。『モナリザが微笑む―レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯』(講談社)。『フィレンツェ美術散歩』(新潮社)。『CD-ROM 世界の町散策シリーズ フィレンツェ』(キャラバン・インタラクティブ)。『フレスコ画のルネサンス―壁画に読むフィレンツェの美』(NHK出版)。主な訳書:『世界美術大事典』(全6巻、共訳、小学館)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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画家が1557年の元旦に亡くなる直前2年間の日記。変わり者の孤独なマニエリズムの画家は、体調の悪化がきっかけで日記をつけ始めたようだ。何を食べたか、食べなかったか(大したものは食べていない)誰と食べたか(ブロンズィーノばかり)、食品やワインの買い物、なかでは繊細に感じる体調のこと。そして同じ調子の簡潔極りない仕事のメモ。なのになにか切迫した感覚、体温や息遣いまで伝わってくるのは、たぶん誰に見せるつもりもなかったこの日記の、あまりの「人間のまんま」さのため。添付の書簡の芸術論にはよそいきの芸術家の顔。2014/11/01

ゆき

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マニエリスムの画家、ポントルモが晩年に記した日記。ヴァザーリの芸術家列伝やチェッリーニの自伝と並びルネサンス期イタリアの重要資料である日記だが、内容は画家自身の食事や健康状態、仕事の記録など。主に自身の体調管理のために記録されたと思われる。また、画家ポントルモについての概要や、画家が自信の芸術論について書いたベネデット・ヴァルキ宛ての手紙を収録。ルネサンス期イタリアの風俗と共に、歴史の転換期における、1人の画家とその芸術論を知る上で重要な一冊。2012/02/02

たまご

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超ビビりの健康オタク、 大好きな友だちとご飯を食べて、 くよくよ考えて暮らす様子が笑える。 まさか500年後の日本人に自分の日記が読まれた上に笑われてるとは想像してなかっただろうな〜 中崎タツヤ「もたない男」になんとなく似てて、楽しい。2018/05/01

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