内容説明
古代ギリシアを舞台に、従兄弟同士の騎士が王女の愛を競い決闘する。新たにシェイクスピアの作品と認定された傑作戯曲!人間の運命がもたらす悲哀を謳い上げた五幕の悲喜劇。
著者等紹介
河合祥一郎[カワイショウイチロウ]
1960年生まれ。東京大学英文科卒。ケンブリッジ大学英文科博士課程と東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を修了、両大学より博士号(Ph.D.)取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授。専攻はイギリス演劇(シェイクスピア)・表象文化論
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感想・レビュー
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ひほ
22
愚かな二人の貴公子のお話。やっぱり愚かだよね。そしてギリシャ神話もまどろっこしい話も苦手。シェイクスピアさんとはお友達になれそうにもないかも(笑)2021/10/27
ひほ
22
シェイクスピアの作品だからもっと哲学的で難しいのかなぁと思ってたけど、この作品はわかりやすかった。でもきっと原語で読まないと本当の面白さはわからないんだろうなぁ。それにしても男ってバカだよね。2021/09/22
妃后
6
9月の観劇に向けて予習。 残念ながらどこで笑うのかポイントが分からず。脚本と実際の上演を見るのとではまた違うのかな。祈る神様によって別れる運命。でも祈る神様の違いに、エミーリアへの想いの違いも表れてたのかな?2018/08/20
シロビ
5
アーサイトとパラモン。読み進めても最後の最後まで、どちらにも決めきれない。同じではないが同質の魅力と煌めきと性質を持つ二人の貴公子が、愛をかけた天秤の上、ゆらゆらと揺れあって物語の終わりまで定まらない結末。私はこういう物語好きです。 ナイツ・テイル観劇の予習。楽しみだぁ。2018/06/26
あくび虫
2
やたらと読みやすくてズンズン進んでいきますが、話としてはそんなに面白くないような。ハッピーエンドではありますけど、大団円とは感じない。主人公の「二人の貴公子」に関しては、もはや何をしているのか今一つ分かりませんでした。――牢番の娘さんはどうなったのでしょう。2018/12/27
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